球団のあゆみ

2020年代



2020年
2月1日~2月25日
第21回浦添キャンプ
2月1日~25日
ファーム西都キャンプ
3月19日
新型コロナウィルス感染拡大の影響で開幕が延期、開幕延期は2011年の東日本大震災以来9年振り。
6月19日
3ヶ月遅れで開幕、当分は無観客で開催すると決定。
6月27日
山田哲人内野手が対巨人2回戦の6回裏に藤岡投手から通算7本目となる満塁本塁打、これで17年から4年連続で記録しており、01~04年のラミレス、10~13年の畠山と並ぶ球団タイ記録。
7月11日
青木宣親外野手が対巨人4回戦(ほっともっと神戸)の1回表にサンチェス投手から左翼席に先制本塁打を放ち、球団通算8000本塁打のメモリアルアーチを達成、プロ野球9球団目。
7月26日
坂口智隆外野手が対巨人8回戦(神宮球場)の1回裏に桜井投手から08年以来、12年ぶり2本目の先頭打者本塁打を放つ、先頭打者本塁打の12年のブランクはプロ野球最長タイ、なお、両リーグでの先頭打者本塁打を記録したのは3年ぶり18人目。
7月31日
村上宗隆内野手が対中日7回戦(ナゴヤドーム)の4回表大野投手から右翼へ2ランホームラン、これで7月の打点が31となり、球団の日本人選手月間最多打点を29年ぶりに更新。
8月12日
セ・パ両リーグが6・7月度の月間MVP賞を発表し、村上宗隆内野手が打率 .339、6本塁打、37打点を記録し、球団史上最年少で受賞。
8月15日
小川泰弘投手が対DeNA11回戦(横浜スタジアム)に先発し、プロ野球史上82人目、通算93度目のノーヒットノーランを達成、球団では06年のガトームソン以来、14年ぶり8人目で9度目の快挙。
8月23日
山田哲人内野手が対阪神12回戦に先発出場し、通算1000試合出場を達成、プロ野球507人目。
9月17日
中山翔太外野手が対DeNA18回戦の6回裏に代打で出場し、山崎康晃投手からレフトへ本塁打、これで9月の代打本塁打が3本目となり、球団では76年に大杉が記録した月間代打本塁打数のタイ記録に並ぶ、また3カード連続の代打本塁打は24年ぶりプロ野球で2人目。
9月20日
対広島14回戦(神宮球場)の1回裏、1番濱田、2番青木、3番山田がプロ野球史上25年ぶり5度目、球団では初となる初回先頭打者から3者連続本塁打を記録、1番濱田の先頭打者本塁打は、99年の岩村内野手が記録した20歳3か月を抜いて20歳0か月の球団最年少記録を更新。
9月30日
石川雅規投手が対DeNA20回戦(横浜スタジアム)に先発し、6回2死まで2失点でまとめ今季の初勝利をあげる、これでプロ1年目から19年連続勝利を達成、大卒での19年連続勝利はプロ野球2人目、先発に限定するとプロ野球初、なお40歳での勝利は球団でも初の快挙。
10月19日
坂口智隆外野手が対阪神21回戦(甲子園球場)の4回表に、ガンケル投手からレフト前に先制タイムリーを放ち、通算1500本安打を達成(プロ野球129人目)
10月25日
五十嵐亮太投手が自身の引退試合となる対中日最終戦の8回表に登板、打者1人をサードゴロに打ち取り日米通算906試合の登板を終える、これでNPBでは90・00・10・20年代の4代に渡っての登板となり、4つの年代で登板した投手はプロ野球5人目、また41歳4か月での登板は92年9月23日の新浦投手に並び、球団最年長記録となった。
11月5日
村上宗隆内野手が対阪神24回戦(甲子園球場)の2回表に二盗・三盗・本盗に成功、1イニング3盗塁は41年ぶり17人目のプロ野球タイ記録、セ・リーグでは67年ぶり3人目の記録。
11月14日
セ・リーグの全日程が終了、チームは2年連続の最下位に沈んだが、日本人としては球団初となる全試合4番打者出場の村上宗隆内野手が、プロ野球最年少で最高出塁率を獲得、また清水昇投手が2年目で初の最優秀中継ぎ投手を獲得。

髙津監督就任。村上宗隆がベストナインと最高出塁率者賞を受賞
2019年を最下位で終えたチームは、投手陣の再建を図るため、髙津臣吾が新監督に就任。オフのドラフト会議では甲子園を沸かせた奥川恭伸を指名し、イノーア、クックといった外国人投手をシーズン前に補強。楽天を自由契約となっていた嶋基宏、メジャーリーグでの経験も豊富なエスコバーをチームに加え、シーズンに備えた。

世界的に猛威を振るった新型コロナウイルスの影響もあり、無観客で開幕された開幕戦。本拠地・神宮で行われた中日ドラゴンズとの一戦は、石川雅規がゲームを作れず、延長の末に7対9で敗戦。翌日の第2戦は先発の小川泰弘が6回2失点の好投を見せ、今シーズン初勝利を手にした。

7月に入ると、2日の広島戦で村上宗隆がサヨナラ本塁打、25日の巨人戦で代打・川端慎吾がサヨナラタイムリーを放つなど、接戦を制する試合が増え、13勝9敗4分という好成績を残す。開幕から6試合に登板し、粘りの投球で無傷の開幕4連勝を飾った小川泰弘がチームを支え、4番に固定された村上宗隆は7月に月間31打点をマークするなど、印象的な活躍を見せた。

しかし、7月27日に山田哲人が上半身のコンディション不良を理由に出場登録を抹消されると、ここから徐々にチームの歯車が狂いだす。エースの小川泰弘が8月1日の中日戦でシーズン初黒星を喫すると、2度の5連敗もあり、チームは一気に最下位へ転落した。

9月以降も狂った歯車は戻らず、最下位を抜け出せないままシーズンは終了。投打共に精彩を欠いた試合が続き、41勝69敗10分、2年連続の最下位という厳しい現実を突き付けられた。

それでもエースの小川泰弘は、8月15日の横浜DeNA戦でプロ野球史上82人目となるノーヒットノーランを達成し、2015年以来となる二桁勝利をマーク。2020年シーズンをキャプテンとして戦った青木宣親も打率.317、18本の本塁打を放ち打線を牽引した。また、プロ2年目でセットアッパーとして52試合に登板した清水昇が最優秀中継ぎ賞を受賞。村上宗隆は全120試合に4番として出場し、ベストナインと最高出塁率者賞を受賞するなど、若き主砲としての地位を確かなものとした。

セ・リーグ順位表

順位
チーム
試合
勝率
ゲーム差
1
読売ジャイアンツ
120
67
45
8
.598
2
阪神タイガース
120
60
53
7
.531
7.5
3
中日ドラゴンズ
120
60
55
5
.522
8.5
4
横浜DeNAベイスターズ
120
56
58
6
.491
12.0
5
広島東洋カープ
120
52
56
12
.481
13.0
6
東京ヤクルトスワローズ
120
41
69
10
.373
25.0

主なラインナップ(監督:髙津臣吾)

打順 守備
選手名
年齢
打率
本塁打
打点
1(中)
坂口智隆
36
.246
9
36
2(左)
青木宣親
38
.317
18
51
3(二)
山田哲人
28
.254
12
52
4(一)
村上宗隆
20
.307
28
86
5(三)
西浦直亨
29
.245
10
43
6(遊)
エスコバー
34
.273
1
30
7(右)
山崎晃大朗
27
.245
3
23
8(捕)
西田明央
28
.232
7
20
9(投)
※先発投手
中村悠平
30
.175
0
3
宮本丈
25
.274
2
12
塩見泰隆
27
.279
8
21
打順 守備
選手名
年齢
登板
勝敗S
防御率
小川泰弘
30
20
10-8-0
4.61
石川雅規
40
15
2-8-0
4.48
スアレス
31
12
4-4-0
2.67
清水昇
24
52
0-4-0
3.54
石山泰稚
32
44
3-2-20
2.01
  • 年齢は満年齢


表彰選手

セ・リーグ表彰
最高出塁率
村上宗隆(初)
最優秀中継ぎ
清水昇(初)
ベストナイン(一塁手)
村上宗隆(初)
特別賞
ゴールデングラブ賞(外野手)
青木宣親(7回)
月間MVP(6・7月度・野手部門)
村上宗隆(初)


2021年
2月1日~2月28日
第22回浦添キャンプ
2月1日~26日
ファーム西都キャンプ
4月27日
村上宗隆内野手が対巨人4回戦(神宮球場)の9回裏にビエイラ投手から左中間へ2ランホームランを放ち、今季両リーグ最速で10号を達成。球団の最速10号本塁打は4人目(6度目)。日本人選手では初、21歳での最速10号は68年ぶり2人目、セ・リーグでは最年少の記録となった。また、この試合ではヤクルト8人、巨人7人の投手が登板、9回の試合で両軍合計15人の登板はプロ野球最多タイ記録。
5月26日
青木宣親外野手が交流戦の対日ハム2回戦(神宮球場)の1回裏に加藤投手から右前に安打を放ち、日米通算2500安打を達成(日本人選手では4人目)通算2142試合目での達成はイチローに次ぎ2位のスピード記録、大卒ではプロ野球2人目。
6月4日
石川雅規投手が対西武1回戦(神宮球場)に先発し、5回1失点で今季初勝利を挙げ、プロ1年目から20年連続勝利を達成、大卒での20年連続勝利はプロ野球初、なお5回雨天コールドながら40代の完投は球団初、また41歳4か月での白星は球団最年長勝利となった。
6月11日
石川雅規投手が対ソフトバンク1回戦(PayPayドーム)に先発し、6回無失点の好投で今季2勝目、これで史上最多タイの交流戦通算26勝目をマークした。
6月13日
村上宗隆内野手が対ソフトバンク3回戦(PayPayドーム)の4回表に和田投手からバックスクリーンに2ランホームランを放ち、今季両リーグ最速で20号を達成、球団の日本人選手では初の最速20号到達となった、また21歳4か月での最速20号はセ・リーグでは最年少記録。
6月23日
中村悠平捕手が対広島9回戦(マツダスタジアム)に先発出場して、通算1,000試合出場を達成。プロ野球512人目。
6月24日
スコット・マクガフ投手が対広島10回戦(マツダスタジアム)の9回に登板し、1回を無失点に抑え、今季15セーブ目、これで6月のセーブが10となり、球団の月間最多セーブを更新。
6月25日
石川雅規投手が対巨人8回戦(神宮球場)に先発し、295試合連続先発のセ・リーグ新記録を達成。
7月1日
清水昇投手が対阪神12回戦(甲子園球場)の8回裏に登板し、プロ初勝利を挙げる、この日はプロ通算100試合目の登板で、初勝利まで100試合以上かかったのは8人目。
7月6日
内川聖一内野手が対阪神13回戦(神宮球場)の9回に代打出場して、通算2,000試合出場を達成、プロ野球53人目。
7月13日
対巨人11回戦を14-6で快勝、この試合で村上2本、サンタナ2本、吉田大成・山田・オスナが各1本ずつ、計7本塁打を放つ、9回でのチーム7本塁打は球団最多タイ記録となった。
8月20日
村上宗隆内野手が対広島13回戦(マツダスタジアム)の2回と4回に九里投手から2打席連続ホームランを放ち、今季両リーグ最速の30号を達成、球団の最速30号は過去3人で4度目、村上はまだ21歳だが、21歳以下での両リーグ最速30号は67年ぶり2人目、セ・リーグでは最年少記録。
8月21日
青木宣親外野手が対広島14回戦(マツダスタジアム)の8回表にバード投手から右翼線にタイムリー二塁打放ち、通算300二塁打を達成(プロ野球74人目)
9月18日
塩見泰隆外野手が対巨人19回戦(東京ドーム)でサイクル安打を達成、プロ野球では71人目、球団では7人目。
9月19日
村上宗隆内野手が対広島18回戦(神宮球場)の初回に高橋投手から今季35号のソロ本塁打を放ち、通算100号を達成(プロ野球303人目)21歳7か月での100号はプロ野球最年少記録。またチームは前日に続いて毎回安打を記録、2試合連続毎回安打は史上19度目のプロ野球タイ記録で球団としては4度目、通算4回の2試合連続毎回安打もプロ野球タイ記録。
9月21日
清水昇投手が対DeNA18回戦(横浜スタジアム)の8回裏に登板、3人をノーヒットで抑え、今季36ホールドの球団新記録を達成。また、村上宗隆内野手が対DeNA18回戦(横浜スタジアム)の初回に坂本投手から自身通算3本目の満塁本塁打、初回に4番打者の満塁本塁打は、セ・リーグでは25年ぶり10人目、球団では45年ぶり3人目の記録。 また、川端慎吾内野手が対DeNA18回戦(横浜スタジアム)の9回に代打で登場、伊勢投手から左翼に二塁打を放ち今季24本目の代打安打を記録、シーズン24本の代打安打はセ・リーグ単独2位。
9月26日
村上宗隆内野手が対中日21回戦(神宮球場)の初回に小笠原投手から先制の2ランを放ち、プロ野球史上最年少での100打点を達成。同試合で山田哲人内野手が3回裏に小笠原投手から満塁本塁打を放ち、2年ぶり5度目の30本塁打に到達、通算5度目の30本塁打は球団3人目、日本人選手では池山隆寛現二軍監督と並び、2人目。
9月28日
対DeNA21回戦(神宮球場)を4-0で勝利、10年ぶりの9連勝となる、また今月14日の阪神戦から13試合で9勝4分で負けなしだが、13戦連続無敗は球団最長記録。同試合の完封勝利で24日の中日戦から36イニング無失点、4試合連続無失点も球団初。同試合の5回裏に青木宣親外野手が先制&決勝満塁本塁打、39歳8か月での満塁本塁打は古田敦也元監督の38歳8か月を抜く球団最年長記録、また今月のチーム満塁本塁打は4本目 となり、月間最多本塁打の球団記録も更新、記録ずくめの1日となった。
10月1日
今野龍太投手が対広島20回戦(マツダスタジアム)の7回裏に登板し1球勝利、プロ野球45人目、球団では3人目。
10月3日
石川雅規投手が対広島22回戦(マツダスタジアム)に先発し、通算500試合登板を達成(プロ野球103人目)41歳8か月での達成はプロ野球3番目の年長記録。
10月17日
清水昇投手が対DeNA24回戦(横浜スタジアム)の8回裏を無失点に抑え今季48ホールド、プロ野球記録を11年ぶりに更新。
10月20日
対阪神最終戦は0-0の引き分けとなり優勝マジックを3に減らす、この試合で清水昇投手が自身のシーズンホールド記録を49に伸ばすとともに、今季チームの通算ホールドが146となり、シーズンチーム最多ホールドのセ・リーグ新記録を達成。
10月26日
対DeNA最終戦(横浜スタジアム)を5-1の勝利、その後甲子園で阪神が中日に敗れたため、6年ぶり8度目のセ・リーグ優勝を決めた、前年最下位からの優勝はプロ野球8度目、前回優勝した2015年も前年最下位からの優勝で、最下位⇒優勝を2回記録したのはプロ野球初。
10月29日
小川泰弘投手が、対広島24回戦の6回裏に林内野手を空振り三振に取り、通算1,000奪三振を達成
11月1日
今季の全日程が終了、村上宗隆内野手が初の本塁打王を獲得、21歳シーズンでの本塁打王は66年ぶりのセ・リーグ最年少記録に並ぶ。
11月10日
クライマックスシリーズのファイナルステージ対巨人1回戦(神宮球場)を4-0で勝利、この試合で先発の奥川恭伸投手が完封、クライマックスステージで20歳6か月での完封は史上最年少。
11月11日
クライマックスシリーズのファイナルステージ対巨人2回戦(神宮球場)を5-0で勝利、昨日に続いてクライマックスシリーズの2試合連続完封勝利は史上5度目、ヤクルトは15年ファイナルステージ2・3戦目にも連続完封勝利があり、シリーズ2度目の連続完封勝利は史上初。
11月12日
クライマックスシリーズのファイナルステージ対巨人3回戦(神宮球場)を2-2で引き分け、6年ぶり8度目の日本シリーズ出場を決めた、このシリーズの総失点は2点で、6試合制となった08年以降のファイナルステージでの2失点は最少記録。第一戦で完封した奥川恭伸投手がMVPを獲得、20歳でのMVPはシリーズ最年少記録。
11月20日
日本シリーズが開幕、村上宗隆内野手が対オリックス1回戦(京セラ)の8回表にヒギンス投手から一時勝ち越しの2ランを放つ。21歳9か月での日本シリーズ本塁打は球団史上最年少記録。
11月21日
日本シリーズ第2戦を2-0で勝利、この試合でシリーズ初登板の高橋奎二投手が完封、シリーズ初登板初完封は13年ぶり13人目、球団では3人目だが初登板初完封は初めて。
11月24日
日本シリーズ4戦目に41歳10か月の石川雅規投手が先発、6回を1失点でまとめ勝利投手となり、シリーズ王手をかける、シリーズでの40代投手の登板は史上7人目、白星を挙げたのは71年ぶり。2人目でセ・リーグでは初めて、またこの試合で5三振を奪い、40代投手の最多奪三振も記録。
11月27日
日本シリーズ第6戦がほっともっと神戸フィールドで行われ、延長12回の熱戦の末、2-1の接戦を制し、20年ぶり6回目の日本一を達成、日本シリーズでセ・リーグのチームがパ・リーグのチームに勝利したのは9年ぶり、MVPは攻守に活躍が光った中村悠平捕手が受賞。

大接戦の日本シリーズを制し、20年ぶり6度目の日本一!
2019年、2020年と2年連続最下位に沈んだ東京ヤクルトスワローズ。シーズンオフには、国内FA権を取得していた山田哲人、小川泰弘、石山泰稚らが揃って残留し、ソフトバンクを自由契約となっていたバンデンハーク、内川聖一を獲得。メジャーリーグからはサイスニード、オスナ、サンタナといった外国人選手を補強。春季キャンプ終了後には、手薄な先発投手陣の再建を図るため、廣岡大志とのトレードで、巨人から田口麗斗が加入。山田哲人が青木宣親に代わり、キャプテンに就任するなど、体制を一新し、シーズンを迎えた。

本拠地・神宮球場で行われた阪神との開幕戦。2年ぶり5度目の開幕投手に指名された小川泰弘は6回途中3失点の粘投でゲームを作るも、3対4で敗戦。2戦目、3戦目は、阪神に主導権を握られるゲーム展開となり、開幕3連敗を喫してしまう。

チームはスタートダッシュに失敗したものの、3月30日の横浜DeNA戦では、代打・川端慎吾が決勝タイムリーを放ち、待望のシーズン初勝利。翌日も塩見泰隆が3打点の活躍を見せ、5対3で勝利するなど、チームは復調の気配を見せていく。

4月に入ると、8日の広島戦で奥川恭伸がプロ初勝利。24日の中日戦では、新外国人選手のオスナが劇的なサヨナラタイムリーを放ち、逆転勝利を収める。オスナ、サンタナを加え、打線に厚みが増したチームは、12勝7敗4分という好成績を残し、4月を終える。

チームは2年ぶりの開催となったセ・パ交流戦を10勝8敗の5位という好成績で終えると、交流戦後も勢いは衰えず、塩見泰隆、青木宣親、山田哲人、村上宗隆、オスナ、中村悠平、サンタナというリーグ屈指の強力打線を形成。首位阪神に2.5ゲーム差の3位、40勝34敗9分で前半戦を終えた。

東京オリンピック開催による中断を挟み、迎えたリーグ後半戦。チームは、9月15日の阪神戦から引き分けを挟み、9連勝と快進撃を続け、首位に浮上。以降は首位の座を守り抜き、リーグ優勝に向けて突き進んでいく。

優勝へのマジックを「2」として迎えた10月26日の横浜DeNA戦は、サンタナが決勝の2点タイムリーを放ち、5対1で勝利。試合終了後、2位の阪神が中日に敗れたため、チームは6年ぶり8度目のリーグ優勝を決める。

6年ぶりの出場となったCSファイナルステージでは、3位・巨人を迎え撃つと、初戦を任された奥川恭伸が圧巻の投球を見せ、プロ初完封を達成。初戦を4対0で勝利すると、2戦目は5対0、3戦目を2対2の引き分けで終え、3勝1分(アドバンテージ含む)で、日本シリーズ選出を決める。

日本シリーズの相手は同じく2年連続最下位からのリーグ優勝を果たしたオリックス・バファローズ。敵地・京セラD大阪で初戦を落とすも、2戦目は高橋奎二のプロ初完封で1勝1敗のタイに。第3戦を5対4、第4戦を2対1と、2試合連続で接戦を制し、日本一に王手をかける。第5戦に敗れ、3勝2敗として迎えた第6戦。ほっと神戸で行われた試合は、延長12回の死闘の末、代打・川端慎吾が決勝タイムリーを放ち、2対1で勝利。20年ぶり6度目の日本一を決めた。

見事な手腕でチームをまとめた髙津監督は最優秀監督賞と正力松太郎賞を受賞。村上宗隆はセ・リーグ最年少でのMVP受賞に加え、ホームラン王を獲得。さらに清水昇が2年連続2度目の最優秀中継ぎ投手賞、リーグ特別賞を受賞。奥川恭伸が新人特別賞を受賞。ベストナインには山田哲人、中村悠平、塩見泰隆、村上宗隆が輝いた。

セ・リーグ順位表

順位
チーム
試合
勝率
ゲーム差
1
東京ヤクルトスワローズ
143
73
52
18
.584
2
阪神タイガース
143
77
56
10
.579
0.0
3
読売ジャイアンツ
143
61
62
20
.496
11.0
4
広島東洋カープ
143
63
68
12
.481
13.0
5
中日ドラゴンズ
143
55
71
17
.437
18.5
6
横浜DeNAベイスターズ
143
54
73
16
.425
20.0

主なラインナップ(監督:髙津臣吾)

打順 守備
選手名
年齢
打率
本塁打
打点
1(中)
塩見泰隆
28
.278
14
59
2(左)
青木宣親
39
.258
9
56
3(二)
山田哲人
29
.272
34
101
4(三)
村上宗隆
21
.278
39
112
5(右)
サンタナ
29
.290
19
62
6(捕)
中村悠平
31
.279
2
36
7(一)
オスナ
28
.258
13
60
8(遊)
西浦直亨
30
.223
5
24
9(投)
※先発投手
古賀優大
23
.224
0
7
川端慎吾
33
.372
1
18
山崎晃大朗
28
.247
1
12
打順 守備
選手名
年齢
登板
勝敗S
防御率
小川泰弘
31
23
9-6-0
4.14
奥川恭伸
20
18
9-4-0
3.26
高橋奎二
24
14
4-1-0
2.87
清水昇
25
72
3-6-0
2.39
マクガフ
32
66
3-2-31
2.52
  • 年齢は満年齢


表彰選手

日本シリーズ表彰
最高殊勲選手賞
中村悠平
優秀選手賞
高橋奎二、サンタナ
セ・リーグ表彰
最優秀選手賞
村上宗隆(初)
最多本塁打者賞
村上宗隆(初)
最優秀中継ぎ
清水昇(2回)
ベストナイン(捕手)
中村悠平(2回)
ベストナイン(二塁手)
山田哲人(6回)
ベストナイン(三塁手)
村上宗隆(初)
ベストナイン(中堅手)
塩見泰隆(初)
特別賞
最優秀監督賞
髙津臣吾
リーグ特別賞
清水昇
新人特別賞
奥川恭伸
ゴールデン・グラブ賞(捕手)
中村悠平(2回)