ニュース

嶋選手が引退会見

チーム

28日(水)、今シーズンをもって現役を引退することとなりました、嶋選手の引退会見を行いました。引退会見後には、サプライズで選手たちから花束が贈呈され、記念撮影などが行われました。

嶋選手は引退について、次のようにコメントをしました。

嶋選手
ーーー引退を決断したタイミングと理由
昨年、優勝した後の契約更改で、今シーズンは選手兼任という形を取らせていただいて、その時にもある程度、今年一年やったらという覚悟はできていました。そういう思いで臨んだ一年だったので、タイミングだなと思いました。

ーーーこの一年、どんな心境でプレーしていたか
まだやりたいと思う日もあれば、しんどいと思う日もあって、その繰り返しで、少しずつ夏過ぎくらいから、今年のこのタイミングなのかなという思いが強くなりました。そういう思いを抱きながらプレーするのも失礼ですし、引き際も大事だと思っているので、タイミングかなと思いました。

ーーーやり残したことは?
言い出したらキリがないですけど、もっと体を大事にしていれば良かったなとか、もっとこんな練習をすれば良かったなとか、もっと打者の研究をして、もっと勉強していれば違った結果になったんじゃないかなとか。ただ、その時、その時にこれが正解だと思ってやってきたので、やり切ったなという思いもありますし、いろいろな感情が今はありますね。

ーーー引退を最初に報告したのは?
家族にはある程度、話はしていました。もう理解もしていましたし、そろそろだなというのは妻も感じていたみたいです。話をした時には「お疲れさま」と声をかけてもらいました。

ーーー野球人生を振り返って
僕は元々キャッチャーをやったことがなくて、大学2年生から始めました。大学の監督がキャッチャーをやるきっかけをくれて、それが人生の大きな分岐点だったと思います。楽天イーグルスに入団して、野村監督にキャッチャーのイロハを教えていただいて、どんなにミスをしても、我慢をして使っていただいて、そこが僕の第二の分岐点であり、そういう分岐点で良い人と巡り会えて、良い指導をしていただいて、それが今の僕につながっていると思います。16年を一言で振り返るのは難しいですけど、素晴らしい人たちに巡り会えたことが、ここまでできた要因かなと思います。

ーーースワローズの選手たちについて
今年スタートした時点では、どこかで自分も活躍したい、試合に出たいという思いがあったんですけど、夏くらいから、若い選手が活躍するのが僕にとっての喜びで、成長していく姿を見るのが励みになっていました。それが僕にとってのやりがいでもありました。

ーーースワローズに来てからの三年間
僕にとって移籍は初めてだったので、「温かく迎えてくれるかな?」とか、「移籍しない方が良かったかな?」とか。そういう悩みもあったんですけど、スワローズに来て良かった。このチームの中で野球ができて良かったと、日が経つにつれて、そういう思いが強くなりました。それと同時にチームが強くなっていくのを肌で感じることができて、本当に良いチームで野球人生を終えることできて、幸せだと思っています。