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新年のご挨拶~ 株式会社ヤクルト球団 代表取締役社長兼オーナー代行 衣笠剛

チーム

ファンの皆さま、新年明けましておめでとうございます。
日頃より東京ヤクルトスワローズに熱いご声援を賜り、誠にありがとうございます。新年にあたり、皆さまへご挨拶を申し上げます。

昨シーズンのプロ野球は新型コロナウイルス感染拡大の影響から開幕が延期され、開幕後も無観客試合~有観客試合(収容人数の制限)となり、試合数も削減されました。また、大声での応援禁止、ファンと選手の触れ合いイベントの中止など、様々な制限を設けての開催でした。
ただ、そのような状況でも主催試合に年間で30万人以上のファンの皆さまにお越しいただきました。ファンの皆さまのご理解とご協力、自治体や地域アドバイザーの先生方も含めた医療関係者などに支えられ、無事にシーズンを終えることができたことに改めて感謝申し上げます。

ここで、昨シーズンの東京ヤクルトスワローズを振り返りますと、「NEVER STOP 突き進め!」をスローガンに掲げ7月12日には単独首位に立ったものの、最終的には2年連続でセントラル・リーグ6位という大変厳しい結果に終わりました。この現実を真摯に受け止め、来シーズンは優勝を目指しながらも、まずはチーム力の強化に取り組んでまいります。

そのために、新戦力として昨年のドラフト会議において育成選手も含め10名の新人選手を指名・獲得すると共に、他球団より4名の選手を獲得致しました。また、セ・パ両リーグで首位打者に輝いた内川聖一選手については、戦力としてだけではなく、野球に対する姿勢や若い選手の成長への影響も期待しています。外国人選手は、メジャー通算77本塁打と長打力が魅力のサンタナ選手、パワーもあり広角に打てるオスナ選手、193㎝から投げ下ろす最速155キロの速球が武器のサイスニード投手の3選手が加入、チームの躍進に貢献してくれると信じております。

また、ファンの皆さまにとって一番の嬉しいニュースは、FA権を取得した3選手の残留だったのではないでしょうか。エースである小川投手、抑えの石山投手、そしてチームの主軸でありトリプルスリーを3回も記録した山田選手。チームにとって欠かせない3選手が今年もチームを支えてくれることでしょう。
その3選手に加え、昨シーズンにタイトルを獲得した村上選手や清水投手などの若手選手、石川投手・青木選手に代表されるベテラン選手が一致団結して、頂点を目指し戦ってまいります。ぜひ期待してください。

さて、今シーズンも神宮球場へご来場されるお客さまが、安全かつ安心して野球観戦を楽しめる環境づくりを目指し、様々な感染予防対策を全力で取り組んでまいります。また、昨年好評であった「日本青年館ホテルでの宿泊プラン付き観戦チケット」などの継続だけでなく、来場されるファンの皆さまに楽しんでいただける新しいイベントの企画も進めております。更に、昨シーズンの経験を活かしながら、オンラインを活用したファンサービスの拡充を図り、新型コロナウイルスの影響を受けずに体験できる新しい価値を提供して参ります。

オフィシャルグッズについては、昨年はOfficial Net Shopを中心に数多くのお客様にスワローズグッズをお買い求めいただき、誠にありがとうございました。更に今後はシステムの改修などを行い、皆さまにアクセスしやすく、より快適にショッピングを楽しんでいただけるよう努力をしてまいります。
2月1日より「2021NEW Swallows Goods」として多数の商品を取り揃え販売いたします。昨年から好評の全選手対応グッズや期待の注目選手のグッズをラインナップに加えて、今年も全国のファンの皆さまのニーズにお応えできるような商品開発を行ってまいります。

公式ホームページ、各種SNS、公式アプリについては、昨年コロナ禍でファンの皆さまから人気を得た動画コンテンツを中心に充実してまいります。また、最新のチーム・選手情報、ならびにイベント情報をタイムリーに発信してまいります。
一方、毎年継続しております「社会貢献活動」では、感染予防対策を強化しながらも、ベースボール型授業の普及、投げ方教室、学校訪問、職場体験など、今年も未来を担う子どもたちのために学校教育の支援活動を積極的に行ってまいります。また、今年はコロナ禍の影響で実施できませんでしたが、全国の野球少年・少女に現役選手とスワローズOBが指導を行う「野球教室」や各種イベントへの協力など、野球を通じてファンや地域の皆さまと交流を図ってまいります。

今シーズン、東京ヤクルトスワローズは「真価・進化・心火」のスローガンのもと、監督・コーチ・選手・球団関係者全員が心をひとつに邁進してまいります。引き続き、より一層のご声援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年元旦 衣笠 剛