ファンの皆さま、新年明けましておめでとうございます。
　日頃より東京ヤクルトスワローズに熱いご声援を賜り、心より御礼を申し上げます。新年にあたり、皆さまへご挨拶を申し上げます。

　昨シーズン、東京ヤクルトスワローズは球団設立５０周年を迎え新たなスタートを切りましたが、残念ながらセントラル・リーグ６位という非常に厳しい結果に終わりました。この結果を真摯に受け止め、今シーズンは改めて頂点を目指し戦って参ります。

　その為に、スワローズの生え抜きでメジャー・台湾・韓国・独立リーグをも経験し、昨年、二軍監督として指揮を取っていた高津二軍監督を一軍監督として指名し、就任戴きました。そして、コーチ陣の異動も行い、心機一転、闘うための指導体制を確立致しました。

　ここで、昨シーズンを振り返りますと、開幕当初こそ順調なスタートを切ることができましたが、主力選手の怪我、そして５月中旬にはチーム全体の不調により１６連敗を喫し、残念ながら以降シーズン終了までその連敗を取り返すことができませんでした。しかし、そのような状況にあって３６本塁打を放って新人賞を獲得した村上選手をはじめ、今シーズンの活躍が期待される若手選手の飛躍した年だったと思っております。またベストナインを受賞した山田選手は、１１月のプレミア１２で世界一を決める逆転３ランを放つなど、プロ野球ファンを大いに感動させてくれました。今シーズンもチームの柱としてスワローズを牽引してくれることを確信しております。

　戦力補強としましては昨年１０月のドラフト会議において、６名の新人選手を指名・獲得いたしました。ドラフト１位の奥川恭伸投手については、将来、スワローズはもちろん、球界を代表するようなプレイヤーになってくれることを願っております。そして、吉田大喜投手、杉山晃基投手、大西広樹投手についても即戦力として期待すると共に、長岡秀樹選手、武岡龍世選手については、次世代を担う内野手としての成長に期待しています。また、東北楽天から獲得した嶋基宏捕手については、その豊富な経験をチームに活かし、活性化を図ってくれるものと大いに期待しています。外国人選手については、残念ながらバレンティン選手が他球団へ移籍しましたが、今季よりスワローズにはメジャーでゴールドグラブ賞を獲得した名遊撃手エスコバー選手、そして先発が期待されるイノーア投手、クック投手が加わりマクガフ投手、スアレス投手共々に投手力の強化に貢献してくれるものと大いに期待しています。
以上のごとく、高津新監督指揮の下、コーチ・選手が一丸となって、今シーズンのペナントレースに果敢に挑戦して参ります。ぜひ期待して戴きたいと思います。

　さて、昨シーズンも大変多くのお客さまに神宮球場へご来場いただきましたが、ご来場されるお客さまの入場待機列緩和、座席の事前確保を無くし、少しでも快適な観戦環境をご提供できるように今シーズンは全試合において全席指定席にてチケットを販売いたします。また、一般販売でのみ扱っていた「環境ステーションシート」をシーズンシートとして販売をいたしました。今シーズンは、東京オリンピック開催に伴い神宮球場での主催試合が減少しますが、代わりに東京ドームにて１１試合の主催試合を行います。シーズンを通して、ご来場されたお客さまに『来て良かった』と思っていただけるようなイベントを多数企画してお待ちしております。

　オフィシャルグッズにつきましては、皆さまがよりアクセスしやすく、より快適にショッピングをしていただけるよう、まずは２月１日、新春初売り出しとして、Official Net Shopにおいて多数の新商品を「2020 NEW Swallows Goods」として取り揃え発売いたします。さらに、今年から春の浦添キャンプで、初のOfficial Goods Shopを出店し、ファンの皆様に喜んで頂けるよう浦添限定グッズをはじめ販売致します。また、全国のファンの皆様方に喜んで頂けるよう、２月１日の新春初売り出し以降も随時新商品を販売して参りますので、どうぞご期待ください。

　公式ホームページ、スマートフォンアプリ、ＳＮＳにつきましては、皆さまから大変ご好評をいただいております。今シーズンも最新のチーム・選手情報並びにイベント情報をタイムリーに発信して参ります。
　一方、毎年継続しております「社会貢献活動」では、ベースボール型授業の普及、投げ方教室、学校訪問、職場体験など、今年も未来を担う子どもたちのために学校教育の支援活動を行ってまいります。またこちらも継続して開催している「野球教室」では、全国の野球少年・少女に現役選手とスワローズＯＢが指導を行うなど、今後も野球を通してファンや地域の皆さまと交流してまいります。

　今シーズン、東京ヤクルトスワローズは「ＮＥＶＥＲ　ＳＴＯＰ　突き進め！」のスローガンを掲げ、高津新監督指揮の下、セ・リーグ制覇、日本一を目指して突き進みます。２０２０年、東京オリンピック開催となる記念すべき年に、華を添えられるよう邁進してまいります。引き続き、より一層のご声援を賜りますようお願い申し上げます。ぜひ神宮球場へご来場いただき、熱いご声援をお願いします。

２０２０年元旦　衣笠　剛