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河端氏、野口氏、徳山氏が少年野球指導者に向けて講習会を実施!

社会貢献活動

12日(日)、元選手で現球団職員の河端龍氏、野口祥順氏、徳山武陽氏が東京都新宿区にある戸山多目的運動広場にて、新宿区少年軟式野球連盟の小学生を指導する監督・コーチを対象に講習会を行いました。

今年で4度目となる「指導者講習会」。まずはウォーミングアップをすると、その後3グループに分かれて、走塁、投げ方、守備について説明していきます。

投げ方は河端氏が担当。ポイントとして「腕を振るための準備をすること」を挙げ、腕をしっかり振れるようにボールを真下に叩きつける練習から行います。続いて、後ろにあるボールを拾って前に投げる練習、前にあるボールを後ろに持っていき再び前に投げる練習を紹介。「腕を振る力ではなく、体重移動を大きくするイメージとグローブを引くタイミングを意識してください。投げたあとは左足でしっかり止まるように」とアドバイスを送りました。

守備は野口氏が担当し、基本となる構え方から指導。その後は捕球の際のステップについても説明し、「いろいろなステップがありますが、全て出来るようになるのが良いです。子どもたちの選択肢が増えるようにしてあげてください」と声をかけます。また、考える力と反射神経を養うためのトレーニングとして、3人1組になり、ボールが飛んできた逆の手でキャッチする練習などを行いました。

走塁を担当した徳山氏は、駆け抜ける場合とオーバーランについて説明。「走塁で一番大事なポイントは全力疾走すること」と呼びかけ、ベースを踏む位置や動きについて細かく解説していきます。その後は指導者の方々にも実践していただき、子どもたちにも楽しんでもらえるように遊びを取り入れたゲーム感覚の練習方法も伝えました。

最後はバッティングについて説明。「始動を早くすること」をポイントに挙げ、スイングのタイミングや振り方について指導しました。また、トスバッティングの際は「トスを丁寧に投げることが大事。相手に握手をするイメージで、思いやりを持って投げてください」とトスの重要性を伝えました。

最後に河端氏が「今日は私達が考えている練習方法や考え方を紹介させていただきました。指導方法もいろいろありますし、いろいろな個性を持った子どもたちがいます。今日紹介したことが全て正解というわけではないですし、子どもたちに合う・合わないというのもあると思います。どのタイミングでどう伝えるかが一番難しいですが、子どもたちとコミュニケーションを取って指導してもらえればと思います」と話し、会を締めました。