【契約更改】杉浦投手は「二桁勝ちたい」と新人王も視野! 西田選手は正捕手へチャレンジ

杉浦投手は「(二桁は)力を出し続ければ不可能ではない」
1日、杉浦投手、西田選手、岩橋投手、江村投手、七條投手の契約更改が行われました。
★プロ初勝利を挙げるなど4試合に先発、来季へ大きな期待を寄せられているルーキー杉浦投手
---球団の評価
「球団からは4試合の登板だったがそこそこの評価をしていただきました。来季への希望が見えたということで評価してくれました。来年は1年間しっかり一軍で投げられるようにとのこと。しっかりした成長を見せて臨みたいです」
---来年新人王資格が残っている
「先発ローテを1年間守って二桁勝ちたい。新人王は取りたいけど、まずは1年投げて最終的にそういう結果を出せればと思います。(二桁への手ごたえ)しっかり自分の力を出し続ければ不可能な数字ではないと思う。オフは戸田、神宮、大学でトレーニングする予定です」
---秋季キャンプではカットボール習得に取り組んでいた
「まだ完成してなくて春までに握りや感覚を覚えてブルペンで投げて、実戦で試せるようにしたい。伊藤コーチや小川さん、木谷さんに聞いたり、動画を見たりして試行錯誤中ですね。小川さんには“変に曲げようとしないほうがいい”と言われました。カットボールといえばリベラ(※元ヤンキースの守護神、投球の大半がカットボールだった)だが、あそこまで行くのは…。今は120キロ台後半しか出ないので、もう少しスピードを出せれば使えると思う。ピッチングの幅が広がりそうな手ごたえはあります」
★プロ初本塁打を放つなど、8試合出場の西田選手
---今季をふり返って
「球団からは期待を込められた。僕としては去年ファームで打率3割打ったのに、今年はうまくいかなくて。ファームで結果を残せなかった。一軍でも最後にちょこっとだけだった」
---収穫と課題
「収穫はこれまでやってきたことを一軍で出すことができて、これでやれると思ったので継続していきたい。来年そこそこできるところを見せないと、そのまま終わってしまう。自分がスタメンで出るくらいのつもりでキャンプからアピールしたい。試合に勝ちたいですね。試合を作りたい。みんな打つので打てるほうが起用されるかもしれないけど、キャッチャーなのでまずは守れないといけないと思う。(オフは)人間観察をしようと思う。日常生活とかでもあの人は次何をするかなとか、キャッチャーとして大事なことだと思う。トレーニングは田中浩さんと一緒にやらせていただきます」
★9月に左肘手術も、前半17試合で防御率2.57だったルーキー岩橋投手
---交渉の席で
「今季いいところでも投げさせてもらえて、来年は50試合以上投げて活躍してほしいと言われました。僕も一軍で投げてみて良かった部分も多くて、来季へ自信になったところもあります。開幕から1年間一軍で中継ぎなら60試合以上投げて、チームと優勝に貢献できるピッチャーになりたい」
---リハビリ状況など
「ゆっくり、来春キャンプに間に合うようにやっています。キャッチボールは普通にできていて徐々にという感じ。遠投はまだです。オフも戸田でリハビリメニューをやって、2月1日にはブルペンで投げられるようにしたい」
★19試合に登板、10月初旬に左肘クリーニング手術の江村投手
---現状など
「最初は良かったんですけど、肘の影響もあって来年は1年間一軍にいられるようにという話でした。リハビリとしては今月からキャッチボールを始める予定で、2月には間に合うようにというスケジュールです。なので、オフは戸田でリハビリになります」
---来季の目標
「最低でも45試合、とにかくけがなく1年間一軍にいることです。来年はスタートから全力でいきたい。(ドラフトで即戦力投手も入って)刺激にもなるし、意識しないのはうそになる。でも、自分のやることをやれば結果は出ると思うからしっかりやりたいです」
★9月に2年ぶり先発、プロ初完投勝利を挙げた七條投手
---交渉の席で
「“周りの感動を誘えるようなことができたんだから、それくらいの力を持っている。そういうピッチングを来年は1試合でも増やして活躍してほしい”と言われました。今年は春先で自分のポジションが決まらず、でも何とか自分で見つけて最後投げさせてもらいありがたかった。来年につなげたいが、来年もまずはポジションをつかむことに専念したいです」
---先発か中継ぎか
「この秋はどちらでも対応できるように練習を考え直してやっていました。中継ぎだと勝負球や1球のコントロールミスが命取りになる。先発はたとえ逆球が入ってもうまく利用したピッチングができる。そのあたりの難しさがあったが、フェニックス・リーグで決め球を大事にやって、取り組んできたフォークもさらにつかみつつあるので良かった。オフもフォームを崩さないように1月は西都でやろうと思っています」

4年目の今季、プロ初本塁打もマークした西田選手。終盤に見せた攻守は来季へ飛躍を感じさせるもので「来年そこそこできるところを見せないと、そのまま終わってしまう」と勝負をかけます

ルーキー岩橋投手は前半17試合にリリーフ登板、プロ初勝利・4ホールドと好成績でした。9月に左肘の手術を受けましたが「2月1日にはブルペンで投げられるようにしたい」と青写真を描きます

現在リハビリ中の江村投手は、今月初めにもキャッチボールを再開予定。3年目を迎える来季は「スタートから全力でいきたい。けがなく1年間一軍」を目標に掲げ、フル回転に期待大!

2年ぶり先発でプロ初完投勝利をあげた七條投手。お立ち台での涙が印象的で、契約更改の席でも球団から「周りの感動を誘えるようなことができたんだから」と、来季はそういう試合を増やしたいところ