【秋季キャンプ第3クール3日目】地元小学生に野球教室を開催! 村中投手は充実のキャンプ

野球教室を開催! ポジション別に分かれて技術指導
15日、秋季キャンプ第3クール3日目、全体練習後に軟式野球チーム11チームを対象に『野球教室』を約1時間開催しました。また、杉浦投手がブルペン入りして変化球をテーマに96球を投げています。
日差しのぬくもりを感じる坊っちゃんスタジアム。ストレッチ・ウォーミングアップを各自考えて行いましたが、首脳陣からは「後半はいいけど、前半の入りの動きが鈍い」と指摘されていました。キャッチボールを終え、石山投手らを入れて総合守備練習へ。挟殺プレーなどのサインプレーを確認です。一方の投手陣では、杉浦投手がブルペン入りして96球。習得を目指すカットボールですが「曲りはいいけど、もう少しスピードがほしい」(高津コーチ)という声も飛んでいました。由規投手ら7投手はマドンナ球場で各塁送球・けん制などで汗を流しています。
野手はそのまま打撃・守備・走塁練習へ。その後全選手が各自でランニングメニューを考え、ほとんどが坂道ダッシュやジョギングになりました。また、比屋根選手、荒木選手、川上選手、藤井選手、今浪選手が特打。川上選手はイメージと下半身の動きを自覚するためにトンボでスイングです。さらに「形の良し悪しがわかってきた」と川端選手が連日の特守、雄平選手、松井選手が外野特守を慣行しました。野球教室後も荒木選手は一人で17時過ぎまで打ち込んでいます。
全体練習後、松山市軟式野球連盟に加盟する11チーム、約210名の小学生を対象に『野球教室』を開催。ポジション別にわかれて「握りをしっかりしないと、ボールは回転していかないし速いボールも投げられないよ」(由規投手)などとアドバイスを送ります。バッティングではプロのお手本として西田選手が柵越えを連発! 司会を雄平選手が務め、森岡選手や今浪選手が緊張を解くように盛り上げて約1時間、あっという間に過ぎていきました。
★前日14日に2回無失点、もう1試合投げる予定の村中投手
「取り組んでいるスライダーを、昨日14日の練習試合で何球か投げて手ごたえがありました。スピードが120キロ台後半だったので、もう少し出せたらいいなと思っています。(キャンプも終盤、ここまでをふり返って)方向性がしっかりしたキャンプだったと思う。走ること、投げること、打つことも含めてすべてにおいて、固定観念を持たずにチャレンジしている感じ。この年齢になると怒られることは少ないけど、色々言ってくれてうれしかった部分もありました。僕は今年けがで投げられず迷惑をかけたので一軍で1年間投げて結果を残すことが来年の目標です。(近年だけで2度の腰痛発症、対策など)体重を増やさないように気をつけています。あとは普段の生活。例えばからだを拭くにしても座ったり、ベッドから起き上がるときもからだを横にしてからにしたり、腰への負担を極力無くすように意識しています」

スライダーの完全習得を目指す村中投手。昨日14日の練習試合で投げて手ごたえも。残り1試合に投げる予定で、いい形で投げ納めしたいところです

川上選手がトンボを使ってスイング。「(重たいものを持つことで)自分のバットの軌道を下半身を使いながらイメージできるでしょう」(杉村コーチ)