【秋季キャンプ第2クール最終日】川端選手が守備を修正中! 三木コーチは“考えれる力”を選手に求める

守備体勢を大幅に変えている川端選手
11日、秋季キャンプ第2クール最終日、ウォーミングアップを各自で行ってスタート。午前中はケースバッティングとしてセーフティやバントの攻防を行いました。ブルペンでは由規投手が88球を投げ込んでいます。
雲一つない秋晴れ。キャンプも折り返し地点で、選手の疲労度もピークを迎えています。ウォーミングアップは各自で行いました。規定時間までに100%の力で走れる状態にし、群れないように外野を広く使うなどルールを決めます。小林宏トレーナーは「疲れている時期こそ、自分のからだを知ってほしい。これからのシーズンオフへも流れを作りやすい」と選手の自主性を求めます。声出しの西浦選手は言葉を噛んでしまいチームメイトの笑いを誘っていました。そのまま野手はキャッチボール、シートノック・総合守備へ。ケースバッティングでは一部投手陣も入れてセーフティスクイズやバントなどの攻防を行いました。一部投手は室内で復習も。ブルペン入りした由規投手らは各塁・けん制送球、バント処理などをこなしています。
ランチ後、野手陣は3グループに分かれて打撃・守備・室内打ち込みへ。さらにキャンプ恒例となっている50m坂道ダッシュ20本、1㎞走2~3本のランニング、ウエートトレーニングを全選手が取り組み、一部の選手は室内で打ち込みも。
全体練習後、西浦選手、川上選手、比屋根選手、上田選手が特打。マドンナ球場で川端選手、荒木選手、今浪選手、西田選手、藤井選手、中村選手が特守。メインでは雄平選手、松井選手も外野特守を慣行。個別練習では古野投手らがシャドーなどで汗を流しました。多くの選手が18時過ぎまで球場に残るなど、充実の第2クールを終えています。
★三木作戦コーチ兼内野守備・走塁コーチ
「(内野守備力で大切なもの)技術的なことはたくさんあるけど、当たり前のことを当たり前にやること。特にショートはカットプレー、カバーリング、指示つなぎ役など周りも見えていないといけないポジション。試合の流れを読む力、味方を安心させる空気感といった技術以外の野球勘が求められる。(走塁練習について)ワンプレーが相手のミスを誘ったり、この1勝が10勝につながったりする。色々やってきたけど、興味を持って色々考えてくれれば。僕自身走塁は好きですし、嫌だなと思ってほしくない。今日はどんな練習をやるのかなと思ってくれるようにしたい。(だからワンプレーに対して細かく確認作業をしている)ファームのミーティングでも言ってきたが、たまたまはたまたまでしかない。自分で紐解いて自分のものにしてほしい。選手は“考えれる力”が必要だと思うんです。考えれば何か見つかるかもしれないし、練習は何かを見つけるためのものだと思う。(日々ウォーミングアップをじっくり観察している)しっかり最後まで走り切れているかどうかなど、そういう部分はプレーにも出るので。毎日見るから選手の変化も成長もわかる。コーチとしていい目でしっかり選手を観察することが大事なんじゃないかな。(理想のコーチ像は?)頼られて知識もあるような、僕が“こういうコーチになりたい”というコーチ」
★1日を除いて毎日特守を受けている川端選手
「特守を毎日お願いしますと言ってやってもらっています。守備は三木さんに言われて結構大きく変えています。1日でも動かないと忘れてしまうし、練習で無意識で動けないとゲームで実践するのは難しいですから。(変えているポイント)どうしても上半身が後ろに行ってしまうくせがあるので、へそ付近の軸をしっかりさせ、周りはリラックスさせるようなイメージです。あとは膝を前に出さないこと。捕るときにお尻が落ちると、突然の素早い動きができないので。(完成度としては?)バウンドさえ合えば、グラブに100%ばちんと来るようになりましたね」

「選手は“考えれる力”が必要だと思うんです。考えれば何か見つかるかもしれないし、練習は何かを見つけるためのものだと思う」(三木コーチ)

「選手は“考えれる力”が必要だと思うんです。考えれば何か見つかるかもしれないし、練習は何かを見つけるためのものだと思う」(三木コーチ)

ケース打撃では送りバントやセーフティスクイズなど、実戦を意識した攻防を行いました。いよいよ次クールから対外試合です!

ケース打撃では送りバントやセーフティスクイズなど、実戦を意識した攻防を行いました。いよいよ次クールから対外試合です!