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【秋季キャンプ第2クール3日目】石山投手&杉浦投手がシート打撃登板! 指揮官が自立を期待する二人

チーム

来年は開幕から先発ローテに入りたいと話す石山投手

10日、秋季キャンプ第2クール3日目、午後からキャンプ2度目のシート打撃が行われ、秋吉投手や山中投手らスワローズは5投手が登板。野手も積極的な進塁を試みるなど収穫の多い内容でした。

2日ぶりの晴天となった坊っちゃんスタジアム。ウォーミングアップ、ストレッチ、キャッチボールへ。野手の声出しは比屋根選手でした。投手を含めてサインプレーなどの総合守備を実施。珍しい走者の動きに「そういうケース、試合でもあるよ!」(三木コーチ)と念を押します。そのまま野手は打撃・守備・走塁練習に入りました。一方赤川投手など5投手がブルペン入りし、村中投手は200球に達する意気込み。伊藤コーチはここまで計826球を投げ込んでいる古野投手について「意図が見える」とキャンプ姿勢を評価しています。

ランチ後は、今キャンプ2度目のシート打撃へ。前回同様、野手を守備と打撃・走塁の2チーム分け、マウンドには石山投手、秋吉投手、杉浦投手、徳山投手、山中投手、韓国・SKの2投手が上がり、30球前後を目途に対戦しました。秋吉投手が打者6人から無安打ピッチングを披露。野手では雄平選手が長打含む3安打の活躍、中村選手が積極的に盗塁を仕掛けるなど走塁練習の成果を発揮しています。

全体練習後、西田選手、藤井選手、川崎選手、松井選手が特打、川端選手が連日の特守、雄平選手は一人で逆足のスライディング練習をこなしました。投手陣も個別メニューやウエートトレーニングに励んでいます。また、ランニングメニューは球場からブルペン脇を通り、石手川沿い、公園外を周る約5㎞のジョギングへ。夜は攻撃ミーティングが開かれました。

★シート打撃で打者7人、被安打3、奪三振2だった石山投手
「来年はしっかり投げて先発として開幕からローテに入って最後まで投げたいです。そのためには7、8、9回までしっかり投げないといけないし、そこまで来て初めて勝てる選手になれると思う。(秋季キャンプのテーマなど)自分のスタイルを具体的に確立させたくて悩んでいます。今日もやりたいことがあってマウンドに上がったけど…。覚えたい球種もあるが、中途半端ではだめ。変化球ではカーブ、スライダー、フォークの精度を上げてコントロールできるようになりたい。(ストレートはチーム一との評価もあるが?)最近は真っ直ぐで空振りを取れていないし、コントロールがアバウトすぎてしまっている。ライアンや杉浦は良いところへ手元でガンと来る」

★シート打撃で打者8人、被安打3だった杉浦投手
「(取り組んでいること)スライダーを改良しています。一軍で投げてみて、左バッターに対して使える球種にしたいと感じました。自分はストレートをサイドに出し入れしてフォークやスプリットで抑えるイメージがあると思う。それらの精度を上げつつ、プラスアルファでスライダーが入れば打者的には絞りづらいかなと。(今日のシート打撃ではスライダーを)カウント球に使ったり、ファウルも取れていた。でも、軸であるストレートとスプリットが良くなかったので、スライダーの効果がいまひとつわかりづらかったかなと思います。(真中監督からは“来季は柱を目指してほしい”との言葉もあった)そこを目指してやらないとなと思うし、自覚を持ってやりたいです。実績はありませんが、オフにしっかりレベルアップして柱になりたいです。まずは一軍で1年通して投げること、けがをしないことが目標です」

杉浦投手は左打者へのスライダーを改良中。来年は新人王資格も残っていますが「そういうものは結果としてついてくるもの」

公園外までのコースを周る約4~5㎞のジョギング。この後も野手は室内で打ち込み、夜は攻撃ミーティングと“野球漬け”の1日になりました