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【秋季キャンプ第2クール2日目】西浦選手はスイングスピードアップが目標! 全員でバント練習も

チーム

スイングスピードが課題と話す西浦選手

9日、秋季キャンプ第2クール2日目、キャンプ初の雨で室内練習に。全選手一斉の送りバント練習や球場コンコースでのランニングなど、晴天日と変わらぬ量をこなしています。

朝から雨の坊っちゃんスタジアム、技術練習は併設の室内練習場で行われました。ウォーミングアップ、キャッチボールを経て、内野までの投内・総合守備練習へ。サインプレーや各塁けん制をこなし、外野手はゴロ捕球で汗を流しました。

そして全選手で異例のバント練習! 「今までこういうことはやったことがないと思うけど、流れを変える大事なプレー」(三木コーチ)、「ピッチャーはよくボール球をファウルするけど、ストライクゾーンをしっかりイメージしよう」(杉村コーチ)などと、野手コーチ陣が現役時代の経験含めてやり方を伝授します。その後は5ヶ所で一斉にバント練習開始。野手が投手に、野手コーチが投手に教えるなど“チーム感”が漂います。真中監督は「上田、中村は今年バントの失敗がないはず。川端も機会は少ないけどうまいし、実は畠山もきちっと決められるんだよ」と話してくれました。

ランチ後、室内では野手を3グループに分けて打撃・守備・走塁練習。投手陣は久古投手と古野投手がブルペン入りし、球場コンコースの階段などを使ってランニングメニューを消化しています。全体練習後、西浦選手、川上選手、谷内選手、藤井選手が特打、川端選手が毎日続いている特守、西田選手、中村選手も特守を慣行。雄平選手は濡れたブルーシートを使って逆足のスライディング練習です。その後も階段ダッシュ20本、ウエートトレーニング、個別練習などを行いました。また、夜はバッテリーミーティングも開かれています。

★宮出打撃コーチ
「(西浦選手について)春先の最初の印象は強く振れないことだった。速いボールに対応できず、プロでは逆方向に生きた打球、つかまえたような打球を打てなかった。ファームで方向性などを話してきて、彼は真面目で真摯だし、練習できる体力もある。最近はスイングの強さ、スピードも出てきて、実戦ではまだだけど練習では見劣りしないものがある。フェニックス・リーグでもバットを振らせていたし、継続は力なりじゃないけど良いことは続けていこうと言っています。(宮出コーチ自身が選手指導する上で大切にしていることは?)きちんと会話をして、締めるところは締めて褒めるところは褒めること。野球も教えなきゃいけないけど、メンタル面や礼儀など人としても教えていければ」

★新人開幕デビューも、中盤以降はファームだった西浦選手
「来年アカンかったら最後くらいの気持ちです。すべてにおいて限界を作らず、どんどんチャレンジしたい。そうしていかないと一軍の戦力として戦えない。こうなりたいというビジョンははっきりあります。(ショートで勝負なのか?)基本的にはショートだけど、ここまで色々なところを守ってきて、ショートしかやってないとショートしかわからないなと思った。他のところをやった上でショートをやるとやりやすくなる。春先よりもテクニック面で上手くなってきた実感はあります。色々なところができてこそプロだと思う。(課題は)やっぱりバッティング。フェニックスではそれなりに振ってきたので、キャンプでも減らさないように維持させたいです。具体的な課題はスイングスピード、ボールに対してのタイミングとかですね。自分は大きいものを打つタイプじゃないので、バントや右打ちもやっていかないといけない」

全選手で5ヶ所バッティングならぬバント練習を実施! 野手コーチが投手にアドバイスを送るなど30分以上の時間を割きました

ランニングは球場2階コンコースと階段を使用。汗を流す姿に見学していたファンの皆さんも釘付けでした