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【秋季キャンプ第1クール最終日】「全力の4日間だった」山田選手が侍JAPANへ! 来季は二塁磨き

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来季も二塁の守備磨きに余念がない山田選手

6日、秋季キャンプ第1クール最終日、4日連続の走塁教室は“ワンバウンド時の走塁”となりました。投手陣では古野投手が投手陣最多197球の投げ込み、ランニングメニューは30分間のジョギングでした。なお、山田選手が日米野球参加のためキャンプを打ち上げています。

曇り空が広がる坊っちゃんスタジアム、野志克仁松山市長よりチームへ「ウィークポイントを減らして、長所を増やし、疲れるときもあるので体力をつけて頑張ってください」と、伊予牛30kgの差し入れをしていただき、真中監督も「いつもおいしいお肉で、選手にはいっぱい食べてもらいたい」と話しました。ウォーミングアップ、キャッチボールを終えてシートノックへ。藤井選手が川端選手や森岡選手とともにサードに入りました。投内連係(総合守備)では昨日に続きバントシフトや挟殺プレーといったサインプレーを確認しています。

この日の走塁テーマはワンバウンドしたときの動きについて。「1つの進塁がゲームを左右する。ワンバウンドがあっても次を狙う意識で。失敗してもいいからやってみよう」(三木コーチ)と、一人ひとり一塁でリードを取って、キャッチャーが前に落としたのを見てスタートを切ります。投手陣は久古投手など4投手がブルペン入り。第1クール最多197球の古野投手は「気づいたら140球くらいだった。たくさん投げるだけじゃなくて、気持ち的にもきつくなるので」とメンタルも鍛えます。なお、第2クールではシート打撃メニューも入る予定。

ランチ後、野手は3組に分かれてバッティング(送りバントやロングティーなどを含む)、守備、室内でのマシン打ち込みへ。全体練習後、川端選手と谷内選手が2カゴ分の特守、川上選手と雄平選手も外野特守、比屋根選手と中村選手が特打、藤井選手がティー打撃を慣行。全選手共通のランニングは30分間のジョギングとなりました。その後もウエートトレーニングや個別練習に汗を流し、第1クールを終えています。

★第1クールを終えて、真中監督
「走塁や内野連係プレーなど細かいところに取り組んで、選手の姿勢にも浸透していて、走塁への意識の高さを感じました。第2クールではシート打撃の際にランナーに入って生かしてもらいたい。そして第3クールでは実戦で試してみる流れです。この4日間で細かい指示を出したので、思いきってやらせてみようと思います。(真中監督自身、初キャンプの第1クールを終えて)緊張感もあるし、各コーチが熱く意識の高い、勝つんだというミーティングをしてくれたのが大きい。(投手陣について)ドラフトでも6投手を指名して刺激されたと思う。(山田選手が日米野球へ)スワローズファンも興味を持って見てくれると思うし、スワローズの代表として存在感をアピールしてほしい」

★今季は飛躍の1年、日米野球のためキャンプを打ち上げた山田選手
「来年もセカンド勝負です。今年1年やって、今までのショートのやりやすい動きから横やピボットとか体全体を使うようになって難しいと思った。体幹が大事だなと思っています。だから不安はあります。自信を持ってスローイングできていないし、まだ自分のものになっていない。それなりの練習量をこなさないといけないし、まだ22歳だからたくさんやって身につけたいです。(足の速さはチームNo.1、走塁面について)アウトになったらどうしようという怖さがあって、積極的に走れず力を入れられない自分がいた。走塁の中の盗塁や細かい部分に興味を持って取り組みたい。これからは盗塁王を取りたいくらいの気持ち。(日米野球にむけて)とにかくキャンプは全力でやりました。調整とは思わずにいつものキャンプと同じようにやりました。日米野球では思いきってやりたい。パ・リーグの選手を練習から見てみたいです。オールスターよりも緊張すると思う。今まで味わったことのない経験だし、自分自身成長できれば」

松山市の野志市長より「疲れるときもあるので体力をつけて頑張ってください」と伊予牛30kgを差し入れしていただきました!

投手陣の個別練習は室内でシャドーなど。徳山投手は高津コーチに見守られながらキャッチボールに励んでいます