【秋季キャンプ第1クール2日目】高津コーチが「厳しくいく」宣言! 秋吉投手はシンカー習得へ

新球・シンカー習得を目指す秋吉投手
4日、秋季キャンプ第1クール2日目、連日の実戦に近いメニュー、走塁は“二走のシャッフル”がテーマでした。川端選手が2日連続の特守、日米野球を控える山田選手が特打を慣行。なお、小川投手が左わき腹痛のため帰京しています。
雲一つない青空が広がる中、ウォーミングアップを開始。キャッチボールを経てシートノックへ。外野手は日替わりでポジションを変え、比屋根選手と川崎選手はセンターに入りました。投内連係では森岡選手がサード、今浪選手がファーストに入るなどし、バントへのチャージについて指導を受けます。三木コーチは「演技力も必要だよ」と技術以外の指摘も。
この日の走塁練習は二走の動き。右側に打球(ショート、サードへの打球)が飛んだときについて「三塁へ進めそうなのに行かない選手が多い。いいスタートを切れば、ショートはなかなか(三塁へ)投げられないし、成功すれば打った選手を助けるプレーになる」(三木コーチ)と、実際に打球を飛ばし、守備もつけて確認します。ライナーゲッツーへのケアも頭に入れるなど、足の重心のかけ方を変えながら繰り返します。
投手陣は木谷投手、久古投手、古野投手、赤川投手、山中投手がブルペン入り。久古投手は200球に迫る熱のこもったピッチングです。ティーやバント練習にも励み、石手川沿いの坂道ダッシュやランニングをこなします。3㎞走は杉浦投手がダントツの速さを披露! そして個別メニューやウエートトレーニングを慣行しました。
ランチ後、野手は3組に分かれてバッティング(送りバントやロングティーなどを含む)、守備、走塁練習へ。全体練習後、川端選手、荒木選手、谷内選手、川上選手、上田選手、松井選手が特守、山田選手と今浪選手が特打をこなし、坂道50mダッシュ20本、1㎞走を2~3本、ウエートトレーニングも。その後も室内で打ち込むなど、19時近くまで残る選手もいました。
★高津投手コーチ
「課題はそれぞれあるが、ある程度の球数を放ること、球種を増やすことですね。神宮の秋季練習のときから結構なペースで投げてきている。けがをさせないことも大事だが、感覚的なものは体で覚えないといけないものもある。(成績が)これまでだめだったわけだから、笑顔をふりまきつつ厳しくいきたい。もちろんただ投げるだけじゃなくて、5球続けてストライクボールを投げなさいというのもある。(真中監督は来季へ石山投手や杉浦投手の自立を期待していたが?)杉浦のコントロール、石山のストレートの質はチームでもトップクラス。勝てる要素や経験があったりするので、十分その力はあると思っています」
★チーム最多61試合に登板、シンカーなどの習得目指す秋吉投手
「1年目に先発も中継ぎも抑えも全部やることができたので、来年生かしていけるかなと思う。1年やった疲労感は、社会人時代も結構投げているのであまり感じていません。(来年狙うポジション)中継ぎだとは思いますが、コーチから言われれば抑えもやります。(変化球習得へ)秋季練習のときから高津さんにシンカーの握りを教えてもらって投げています。(昨日のブルペンでも)20、30球は投げました。伊藤コーチにはストレートと同じような速さで落ちるツーシームがいいのではと言われています。色々なことをやってみてピッチングの幅を広げたい。来年は研究されると思うし、今年と違うピッチングをしないといけない」

この日の走塁は二走の動き。右側へ打球が飛んだ際、基本的には三塁へ進塁しませんが「進めるケースもある」(三木コーチ)とアドバイス

石手川沿い1㎞を3本走った投手陣。「秋キャンプに来れてうれしいです」とは児山投手。雲一つない秋晴れで、ススキも応援!?