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真中新監督が就任会見! 「チーム一丸となって必ずやいい方向へ」

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「来年が勝負だと思って覚悟していきたい」(真中新監督)

8日、球団事務所で真中満チーフ打撃コーチの監督就任記者会見が行われました。

真中氏は1992年ドラフト3位で入団。外野手のレギュラーとして勝負強い打撃を発揮し、4度の日本一に貢献するなど16年間スワローズ一筋でプレーしました。2008年に現役引退し、二軍打撃コーチを経て、昨年は二軍監督としてイースタン・リーグで5年ぶりの優勝。今年は一軍チーフ打撃コーチに就任していました。監督契約は3年。背番号は「愛着がある」という77番です。

---監督就任にあたり
「重責。厳しいなかで大役を任されたという思い。2年連続最下位という厳しい状況ではあるが精一杯頑張ります。チーム一丸となって必ずやいい方向に持って行けると確信しています。監督1年目になるが、実質二軍コーチ、監督、一軍コーチと経験させてもらった。来年が勝負だと思って覚悟していきたい。もちろん優勝を目指します」
---監督就任への迷いなどは
「コーチをやりながらも、監督を意識して現場を見てきたので、すぐにそういう気持ちになりました。入団1年目に野村監督(当時)から選手たちに“現役から自分が監督になるつもりで試合を見ろ”と言われていたので、監督は現役のときから意識していました」
---どんな監督になりたいか
「東京ヤクルトの今までの伝統を大事にし、若さも出しながら精一杯やっていきたい。今まで指導していただいた各監督の良いところを集めてやっていきたいです。明るく前向きに、明るさと厳しさを持って取り組みたい」
---具体的な指導方針
「大事にしたいのはチーム力。個人の能力は他球団に勝てないので、組織で戦いたいです。あまりガミガミ言わず、個性を伸ばしたいが、締めるところは締めたい。(若い選手が多く)距離感を保たないと指導は難しいと思うので、コーチに任せながらもやっていきたい。プロなので技術も大事だがメンタルも大事。レギュラー問わずできるアドバイスをしていきたい」
---キーマンとなる選手
「みんなになるが、若い力は今後楽しみなので山田には期待しています」
---強化ポイント
「今年を見ればわかるが、投手力が劣っている。守備を含めディフェンス面が大事になると思う。野手のバッティングをよく取り上げられるが、チーム力としてディフェンス面も大事」
---投手への指導について
「興味を持って見てきて、伝えたいことはたくさんあります。原点に(戻って)投げられていないピッチャーも多くて、ストレートがしっかり投げられるように。そこからですね。防御率も内容も良くないので、練習方法を含め変えていくつもりで考えています」
---球団への要望など
「補強。ピッチャー、いいピッチャーが欲しいと話させていただいた。前向きにという話でした。後ろもバーネットに頼っている状況で、先発も頭数が足りない。あとはショートですね」

★堀澄也オーナーのコメント
「真中新監督は、昨年、二軍監督として、5年ぶり6度目のイースタン・リーグ優勝を果たしてくれました。また、今季一軍ではチーフ打撃コーチとして若手選手に適格なアドバイスを行い、山田選手をはじめ多くの選手を成長させてくれました。選手・コーチ・二軍監督、これまでの幅広い経験と持ち前の明るさを生かして、おもいきりやってもらいたいと思います」

★衣笠剛社長のコメント
「現役を終えて、二軍コーチとして人望を得て二軍監督に就任。年輩のコーチ陣とコミュニケーションを取りながら一丸となって昨年はイースタン・リーグで優勝してくれました。そういう意味での指導力、まとめる力を認めての起用となりました」

会見後、明治神宮を参拝。「いよいよ監督だなという感じがしました。心の中で勝ちたい思いもある。シーズンは終わったけど、まだ終わっていない気分ですね」と話しました