ニュース

新年のご挨拶~ 株式会社ヤクルト球団 代表取締役社長兼オーナー代行 衣笠剛

チーム

 ファンの皆さま、明けましておめでとうございます。
 日頃より東京ヤクルトスワローズに熱いご声援をいただき、誠にありがとうございます。年頭にあたり、皆さまへ新年のご挨拶を申し上げます。

昨シーズン、東京ヤクルトスワローズは小川淳司監督指揮の下、セ・リーグ2位と大健闘してくれました。シーズン当初は厳しい戦いが続きましたが、6月のセ・パ交流戦で盛り返し、交流戦の最高勝率に輝きました。また7月、8月には、セ・リーグ5球団が数ゲーム差の中にひしめき合うという大混戦の中から抜け出して2位を確保、神宮球場でのCSファーストステージ開催を勝ち取ってくれました。
また、二軍におきましても高津臣吾監督指揮の下、イースタン・リーグ2位という成績を確保するとともに、10月に宮崎県において開催されましたフェニックス・リーグにおいては、13勝3敗1分という高い勝率で、見事、優勝を勝ち取ってくれました。二軍においても若い力が育っている事を確信するとともに、昨シーズンは一軍ともどもに、今シーズンにつながる実りあるシーズンであったと喜んでおります。

 2019年、東京ヤクルトスワローズは球団設立50周年を迎え、「KEEP ON RISING~躍進~」をスローガンに掲げ戦って参ります。昨年、小川監督にチームの再建をお願いし、一昨年の最下位から昨シーズンの2位へチームは一歩ずつ復活の道を歩んでおります。そこでリーグ優勝・日本一を目標として、さらなる高みを目指すという意味で「躍進」という言葉を掲げました。
 そのための戦力補強として、昨年10月のドラフト会議において、10名の新人選手を獲得いたしました。即戦力として期待する1位指名の清水昇投手や2位の中山翔太選手らはもちろんのこと、数年前から実行している「ドラフトで獲得した選手を育成して強いチームを作る」という戦略の下に指名した高校生たちにも大いに期待しております。今シーズンも飛躍が期待される高橋奎二投手、廣岡大志選手、梅野雄吾投手、寺島成輝投手、村上宗隆選手らの高校生ドラフト選手に続いてほしいと思います。
 またトレードで、北海道日本ハムファイターズから高梨裕稔投手、太田賢吾選手を獲得いたしました。特に高梨投手については、パ・リーグの新人王にも輝いた素晴らしい投手です。両選手ともに大きな戦力となって活躍してくれる事を大いに期待しています。
 外国人選手の補強については、先発として期待するスアレス投手、リリーフとして期待するマクガフ投手との契約を完了しました。残留を決めてくれたバレンティン選手、ブキャナン投手、ハフ投手とともにチームの躍進に貢献してくれると信じております。

 さて、今シーズンも神宮球場へご来場いただくお客さまに向け、安全かつ安心して野球観戦を楽しめる環境作り、またサービスの拡充に邁進してまいります。今シーズンの神宮球場につきましては、新席種として「ヒップバーシート」「パーティーデッキシート」を設置し、お客さまにより良質な観戦体験をお届けいたします。また、スワローズ公式チケット販売サイト「スワチケ」のスマートフォンページがリニューアルし、座席選択での購入が可能になるなど、より便利により使いやすくなる予定です。球団設立50周年の各種イベントをはじめ、「生ビール半額ナイター」「神宮からあげ祭」などお馴染みのイベントはもちろんのこと、「TOKYO燕プロジェクト」や「TOKYO燕日」もパワーアップしてお客さまをお迎えする予定です。

 オフィシャルグッズにつきましては、皆さまがよりアクセスしやすく、より快適にショッピングをしていただけるようまずは2月1日、「Official Net Shop」において多数の新商品を「2019 NEW Swallows Goods」として取り揃え発売いたします。また引き続き、球団設立50周年の限定グッズや各種新商品も随時発売予定ですので、どうぞご期待ください。

 公式ホームページ、スマートフォンアプリ、SNSにつきましては、皆さまから年々ご好評をいただき、今シーズンも最新のチーム・選手情報並びにイベント情報をタイムリーに発信してまいります。

 一方、毎年継続しております「社会貢献活動」では、ベースボール型授業の普及、投げ方教室、学校訪問、職場体験など、今年も未来を担う子どもたちのために学校教育の支援活動を行ってまいります。またこちらも継続して開催している「野球教室」では、全国の野球少年に現役選手とスワローズOBが指導を行うなど、今後も野球を通してファンや地域の皆さまと交流してまいります。

 最後に、今シーズンも東京ヤクルトスワローズは小川監督指揮の下、「セ・リーグ優勝」「日本一」を目標に戦ってまいります。球団設立50周年という節目の年に大輪の華を添えられるよう、またファンの皆さまとその喜びを分かち合えるよう頑張ってまいりますので、引き続き皆さまには、より一層のご支援・ご声援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

2019年元旦 衣笠 剛