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河端氏、野口氏、徳山氏が少年野球指導者に向けて講習会を実施!

社会貢献活動

13日(日)、元選手で現球団職員の河端龍氏、野口祥順氏、徳山武陽氏が東京都新宿区にある戸山多目的運動広場にて、新宿区少年軟式野球連盟の小学生を指導する監督・コーチを対象に講習会を行いました。

今年で3度目となる「指導者講習会」。昨年までは座学で行っていましたが、今年はグラウンドに出て、実際に身体を動かしながら進めていきます。まずはウォーミングアップから。屈伸や伸脚などの準備体操の後、歩きながら肩を回したり、サイドステップやキャリオカステップなどで身体を温め、怪我防止に努めます。

続いて走塁について。駆け抜ける場合は「極力左足でベースの真ん中を踏む」、ベースターンでは「内側の角を蹴る」など、ベースを踏む位置や左右どちらの足を使うかなどを詳しく解説します。その際、「(駆け抜けの場合)真ん中を踏んだ方が怪我をしにくいから、左足で踏んだ方がファーストと交錯しにくいから。(ベースターンは)ベースの角度を利用するため。と、なぜそこを踏むのか、理由もしっかり教えてあげてください」と呼びかけます。その後指導者の方々にも実際にベースの駆け抜けとターンの練習をしていただきました。

投げ方については、子どもたちに教える際の順序として、腕をしっかり振れるようにボールを真下に叩きつける練習から行います。続いて、後ろにあるボールを拾って前に投げる練習、前にあるボールを後ろに持っていき再び前に投げる練習を紹介し、「これらの練習で腕の振りや体重移動を覚えてから、足を使って投げる動作を教えるようにすると、子どもたちも入りやすい」と、それぞれ実践してもらいました。さらに、昨年まで現役選手として活躍していた徳山氏が「試合がある日もない日も毎日続けていた」という、自身の練習方法も紹介しました。

守備では、基本の構え方から指導。止まっているボールを捕球する練習の後、「ファースト(左方向)に投げるイメージで、ボールの右側から(捕球に)入るように」と、転がしたボールを捕る練習も行いました。バッティングについても触れ、「まだ子どもたちなので、たくさんバットを振ることが大事。山田(哲人)選手もやっていたシャトル打ちなど、遊び感覚で、知らず知らずのうちに気づいたらバットを振っていた、という、練習量を感じさせない工夫をしてみてください」と呼びかけました。

最後に河端氏が「今日の話に出てきた情報が全て正しいという訳ではないです。それぞれの子どもたちに、合う・合わないがあるし、どのタイミングで教えるかなどで違ってきます。それを見つけるのも指導者の方々の役目だと思うので、子どもたちとよくコミュニケーションを取ってください」と話し、会を締めました。