7日（木）、港区のヤクルトホールで「2017新入団選手発表会」を2017年度スワローズクルー有料会員250組500名様を招待して行いました。ドラフト1位指名の村上選手は「伝統のあるユニホームを着て、ようやくスワローズの一員として野球ができるんだなと、これからしっかりやってやるぞという強い気持ちになりました」と、プロの実感を語りました。

冒頭で衣笠球団社長は「今季は厳しい結果に終わりましたが、この結果を真摯に受け止め、まずはチーム力の強化を目指して遮二無二頑張っていく。来季への備えの大きな柱の一つが今年のドラフト会議で指名、獲得いたしました8名の新人選手たちです。必ずやこの選手たちがチームの期待に応えて頑張ってくれるものと確信しております。ぜひとも力強いご声援をお願いいたします」と応援を呼びかけました。

同席した小川監督も「今年はシニアディレクターという立場でスカウト活動に携わり、8名を指名、獲得し、今日正式に入団の運びとなりました。チームの方は来シーズンへ向け、とにかくキビキビとした動きを心がけ、そして執念を持って全員が一丸となって、相手に立ち向かい、勝ち進んでいきたいと思います。今シーズン同様たくさんのご声援をよろしくお願い申し上げます」と話しました。

ステージ中央で新入団選手が一人ずつ紹介されると、衣笠球団社長と小川監督から背番号入りのユニホームと帽子が贈呈されました。ファン、ご家族や関係者が見守る中、プロになった実感や自分の持ち味、目標などの質問に答えました。

新入団選手コメント
ドラフト1位 村上宗隆選手（背番号55、九州学院高・17歳）
「伝統のあるユニホームを着て、ようやくスワローズの一員として野球ができるんだなという実感がわきました。また、これからしっかりやってやるぞという強い気持ちにもなりました。（2018年の目標は）早く一軍で活躍する姿を早く皆さんに見せられるように、そしてヤクルトの日本一に貢献できるように、早く一軍に定着することです」

ドラフト2位 大下佑馬投手（背番号15、三菱重工広島・25歳）
「これからこのユニホームを着て戦っていくんだなという実感が少しずつわいてきました。派手なボールはないので、低めの制球力でしっかり打ち取っていく投球が自分の売りだと思います。チームから必要とされる選手になりたいです」

ドラフト3位 蔵本治孝投手（背番号22、岡山商科大・22歳）
「このユニホームでセ・リーグ優勝、日本一に貢献できるように頑張ります。重たいまっすぐでどんどんバッターに立ち向かっていくのが自分の投球なので、そこを見てほしいと思います。怪我をせずに、チームに貢献できるように頑張っていこうと思っています」

ドラフト4位 塩見泰隆選手（背番号9、JX-ENEOS・24歳）
「自分のセールスポイントは足なので、強気の走塁をしてチームに貢献できるように頑張っていきたいと思います。目標とする選手はスワローズの山田選手です。野球人として三拍子そろっているところが素晴らしいと思います。ここぞという時、チームが苦しいという時に力強い走塁をしてチームに流れを持ってこれるような選手になりたいです」

ドラフト5位 金久保優斗投手（背番号48、東海大学付属市原望洋高・18歳）
「やっとプロの世界で野球ができるんだ、という気持ちです。自分の武器はコントロールなので、そこを生かして、早く一軍で投げられるように、できるだけ早く一軍のローテーションに入れるように頑張りたいと思います」

ドラフト6位 宮本丈選手（背番号39、奈良学園大・22歳）
「憧れの先輩である山田哲人さんと同じユニホームを着ることができて嬉しい気持ちでいっぱいです。自分のセールスポイントは、一番は打撃なのですが、積極的に次の塁を狙う姿勢を見せていきたいと思います。宮本慎也さんのような、チームに信頼されるショートになれるように、山田選手と二遊間を組むことを目標に頑張りたいと思います」

ドラフト7位 松本直樹選手（背番号32、西濃運輸・24歳）
「このユニホームを着て、使命感が湧きました。自分を指名してくださった方々に恩返しするためにも早く一軍で活躍したいです。セールスポイントは安定した守備だと思うので、まずはそこからチームに貢献したいと思います」

ドラフト8位 沼田拓巳選手（背番号53、石川ミリオンスターズ・23歳）
「ヤクルトスワローズの一員になったんだなという気持ちです。MAX155km/h、来年には160km/hを投げたいという気持ちで頑張っていきたいと思います。沼田が投げたら絶対勝てると思われるような選手になりたいです」

また、新入団発表会終了後には、新入団選手によるはじめてのサイン会を実施。8名の新入団選手たちが、プロ野球選手になって初めてのサインを、当選された160名の方の私物に書き込みました。さらに、スタジアムDJパトリック・ユウさんとつば九郎による筆談トークも。今シーズンのスワローズの戦いぶりを振り返ったり、ファンの方からの質問に答えるなど、最後まで会場を盛り上げました。