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新年のご挨拶~ 株式会社ヤクルト球団 代表取締役社長兼オーナー代行 衣笠剛

チーム

 ファンの皆さま、明けましておめでとうございます。
 日頃より東京ヤクルトスワローズに熱いご声援をいただき、誠にありがとうございます。年頭にあたり、皆さまへご挨拶を申し上げます。

 昨シーズン、東京ヤクルトスワローズはセ・リーグ連覇と日本一を目指し、チーム一丸となって戦ってまいりましたが、残念ながらリーグ5位という厳しい結果に終わりました。
 改めて振り返りますと、打撃陣は一昨年に引き続き活躍してくれたものの、投手陣の不調により苦しい試合展開が続きました。シーズン終盤までAクラスを争ったものの、Aクラスでのシーズン終了とはなりませんでした。一昨年、リーグ優勝という喜びを経験しただけに、例年とは違う大きな悔しさを味わいました。それでもそのような状況の中で、山田選手が2年連続トリプルスリーを達成したことは、チームにとっても大きな喜びとなりました。

 今シーズン、東京ヤクルトスワローズは「セ・リーグ優勝奪還」「日本一への再挑戦」を掲げ戦ってまいります。そのための戦力アップ・補強として、昨年10月のドラフト会議においては、7名の新人選手を指名・獲得いたしました。とりわけ、ドラフト1位の寺島成輝投手をはじめとした投手5名については、即戦力として大いに期待しているところです。
 また、外国人選手については、新たに投手3名、野手1名を獲得いたしました。先発として期待するオーレンドルフ投手、ブキャナン投手、リリーフとして期待するギルメット投手、そして、長打力のあるグリーン選手を獲得し、その補強を完了しました。加えて、実績十分なバレンティン選手、ルーキ投手とともに、チームに大きく貢献してくれることを信じております。

 一方、主力組では山田選手が3年連続のトリプルスリーを力強く宣言してくれました。大いに期待したいと思います。さらに、昨年、故障に苦しんだ畠山選手の完全復帰が期待されるとともに、投手陣も優勝した一昨年の調子を取り戻そうと、昨秋の松山キャンプから投げ込み・走り込みの強化トレーニングを必死に行いました。各選手、1月の自主トレ、2月からの春季キャンプでも、さらに技術・体力を高め、3月の開幕を迎えてくれるものと思います。

 次に、今年3月からヤクルト戸田球場が変わります。ファームの観戦をより見やすく、お楽しみいただけるよう、電光掲示板が新設されます。これまで、得点とカウントのみを表示しておりましたが、これに加え、選手名、球速の表示もできるようになります。3月のイースタン・リーグ開幕に向け新設中ですので、こちらもぜひご期待ください。

 さて今年は、東京ヤクルトスワローズ公式ファンクラブの愛称が「Swallows CREW」となってから5年目を迎えます。会員の皆さまに感謝の気持ちを込め、5周年の特別企画を予定しております。ぜひご期待ください。また、年々多くのご入会をいただいている会員様に対してよりよいサービスを提供できるよう、今年よりSwallows CREW事務局窓口を移設・増設し、お客様の利便性向上に努めてまいります。

 ならびに、昨年導入した試合日程によりチケット料金が変動する「フレックスプライス制度」と合わせて実施した「全席指定対象試合」が大変ご好評いただきました。今シーズンからは、チケット料金とは別に「全席指定対象試合」を設定することにより、全席指定対象試合を増やすことが可能となりました。また、ご要望の多かったお席のカップホルダーの設置につきましても、内野指定席の全席に設置を予定しております。さらに内野1・3塁側には、荷物や飲食物等が置けるサイドテーブルを設置した新席種「サイドテーブルシート」が誕生いたします。今後も、お客様により快適な観戦をお楽しみいただくとともに、新たな観戦スタイルをご提供していきます。

 オフィシャルグッズにおきましても、皆さまにゆったりとショッピングをお楽しみいただける空間作りの一環として、「Official Goods Shop神宮球場店」の売り場面積拡大を予定しております。また3月には新店舗「Official Goods Shop神宮第二球場店(仮称)」がオープン予定です。実店舗では今後も、品揃えの強化、利便性の向上に努め、皆さまのご来店をお待ちしております。「Official Net Shop」 では、2月1日に多数の新商品を発売いたします。いつでもどこでもご購入いただけるオンラインショップもぜひご利用ください。

 公式スマートフォンアプリにつきましては、皆さまから年々多くのアクセスをいただき、ご好評をいただいております。今後も、選手のプライベートに迫る動画をはじめ、球団公式ならではのコンテンツを企画してまいりますので、引き続きお楽しみください。

 一方、「社会貢献活動」では未来を担う子どもたちのために、ベースボール型授業の普及、投げ方教室、学校訪問、職場体験など学校教育の支援活動を行っております。また、「野球教室」では、全国の野球少年に現役選手とスワローズOBが指導を行うなど、昨年は合わせて約10,000人の子どもたちとふれ合いました。今後も野球を通じた皆さまとの交流を継続してまいります。

 最後に、今シーズンも東京ヤクルトスワローズは真中監督指揮のもと、「セ・リーグ優勝奪還」「日本一への再挑戦」を目標に戦ってまいります。ファンの皆さまのご声援がチームの力となります。引き続き皆さまには、より一層のご支援・ご声援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。ぜひ神宮球場へご来場ください。

2017年元旦 衣笠 剛