山部氏と河端氏が西新宿小学校で教員向け「ベースボール型授業研修会」に参加!!
6日、元選手で現球団職員の山部太氏と河端龍氏が東京都新宿区にある新宿区立西新宿小学校を訪問。新宿区立小学校教育研究会体育部の皆さまに向けて、読売ジャイアンツと合同で、2011年に小学校教育において必修科目となった「ベースボール型」授業の指導方法を学んでいただく研修会を行いました。
新宿区立小学校教育研究会では、区内の小学校の教員が1年ごとにそれぞれ自分の専門教科を選択し、研究に取り組んでいます。今回は今年3度目の実戦研修だそうで、約60名の教員が参加。「ベースボール型」授業は2011年に小学校教育において必修科目となりましたが、その運動量や投力の低下など、児童にとっても教員にとってもハードルが高いとされてきました。
そこで今回、現場の教員の方に実際の授業で役立てていただくため、投げる・捕る・打つなど基本動作の指導方法や、攻撃と守備に分かれて行う「ベースボール型」ゲームを紹介し、実践しながら授業を行います。
基本動作の指導については、「手の甲で頭を“トントン”」「ワニの口の形を作って“パクッ”」など、擬音語や擬態語を使ってアドバイス。また、投げ方が分からない児童の気持ちが分かるようにと利き手と逆の手で投げてみるなど、子どもたちに教えるためのコツを交えて授業を進めていきます。
「ベースボール型」ゲームではバットの危険性を話し、最初はバットを使わず、攻撃側は打つ代わりに投げることから始めます。攻守ともに判断の必要ない「バックホームゲーム」から“どこに投げるか”守備のみ判断が必要になる「フォースプレーゲーム」、“どこまで走るか”攻撃の判断も必要になる「タッチプレーゲーム」と徐々にレベルアップしていく3種類のゲームを紹介し、実践。教員の方たちは童心に返ったようにゲームで盛り上がり、プレーする楽しさを体験します。
最後に、資料として昨年NPBが発行した「やさしいベースボール型授業」の教本を全員に配布し、今回の研修会を終えました。