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山部氏、河端氏、野口氏が少年野球指導者向け講習会を実施!

社会貢献活動

28日、元選手で現球団職員の山部太氏、河端龍氏、野口祥順氏が東京都新宿区にある区立新宿コズミックセンターを訪問。大会議室にて新宿区少年軟式野球連盟の低学年を指導する監督・コーチを対象に講習会を行いました。

まず始めに河端氏が「低学年の時期はご飯をたくさん食べたり筋トレをしたからと言って、身体がすごく大きくなるわけではない。5~10歳までは習慣の動作、正しい動きを覚えるのに適した時期だと言われています」と低学年を教える上での心構えを話すと、『投げる』『走塁』『バッティング』『守備』の4つのカテゴリーに分けて話を進めていきます。

『投げる』の話では、最初に教えるボールの握りや、肩に負担がかからない腕の振り方などを指導。『走塁』では野口氏が「野球はサッカーやバスケと違って、ボールがゴールに入るとかじゃなく、人がダイヤモンドを1周してこないと点数が入らない。なので、走塁は後回しにしがちだけど、もっと重点的に取り組んでほしいなと思います」と呼びかけ、走り方の基本からベースの駆けぬけ方、リードの仕方、帰塁の方法などについて理論的に説明していました。

『バッティング』についてはバットの握りや構え方を、実際に活躍しているプロ野球選手の名前を例に出しながら解説。さらに山田哲人選手らが実践している杉村コーチのティーバッティングも紹介しながら、低学年の子どもたちに教えやすい方法を伝授していきます。『守備』では「一番大事なのは準備」と野口氏。ボールから目を離さない事や準備の姿勢について「背中が曲がっていると球がイレギュラーした時に視界から消えてしまうので対応できない。背中は真っすぐ、腰を落とすようにして、その構えができたらそのままサイドステップの練習などをする」と、実際にお手本を見ながら話します。

また、監督・コーチの方々からは「帰塁の時のヘッドスライディングを怖がってできない子がいる」「足が遅い子は他を伸ばすようにした方が良いのか、足が速くなるようにしたら良いのか」「グローブを出しながらボール(フライ)を追いかけてしまう」など低学年を教えるが故の悩みが打ち明けられ、それらのひとつひとつにも3氏は丁寧に答えていました。