高津投手、野球ができる喜びかみしめ日米通算300セーブ達成!!

2006年10月7日

10日ぶりのマウンドで1点差を守り切り、史上2人目の大記録に到達した高津投手!

7日の広島戦、8回裏にラミレス選手のホームランで逆転して迎えた9回表、3番手として高津臣吾投手が登板しました。

04年シーズンからアメリカ・メジャーリーグへ移籍した高津投手は、今季開幕前のスワローズ春季キャンプに参加。背番号のついていないユニフォームでテストを受け、「あの時は先のことまで考えられなかった。来月、野球をやってるのか、どこでやってるのか、どうなってるのか自分でも先のことは考えられない状態だった。せっかくユニフォームを着ることができたし、マウンドに上がるチャンスをもらったので、結果を見せつけたい。シーズン、トータルでいい成績を残したい」と3年ぶりにスワローズ復帰を勝ち取りました。

前半戦はリードされた場面での登板が目立ちましたが、緩急を使い分けた巧みな投球で打者を翻ろうする持ち味を発揮すると、徐々に緊迫した場面での登板や抑えとしての起用が増加。今季高津投手と何度もバッテリーを組んでいるキャッチャーの米野選手も「勝負のかかった場面での登板が多く、バッターに対する経験も豊富。首を振ったりしてもらうことで、自分自身も“そうなんだ”と教えてもらうことが多い」と高津投手に最敬礼。

そして、9月27日巨人戦(神宮)で日米通算299セーブ目を挙げ、「意識するだろうけど、気分よくマウンドに上がって、降りられるようにしたいと思います。すごくチームに迷惑をかけたり、自分の成績を見るのがイヤだったり、時にはマウンドに上がりたくない時もあった。シーズンの初めからいいピッチングができたら最高ですが、そのままズルズル行かなかっただけでもいいと思わないと」と気持ちを新たに10日ぶりのマウンドへ上がります。

先頭の代打・井生選手をストレートで空振り三振に仕留めるも、四球とヒットなどで二死二、三塁のピンチを招きます。しかし、続く山田選手にこの日の最速142キロのストレートを投じるなど真っ直ぐ連投。最後は138キロのストレートでセカンドゴロに打ち取り、1回を投げ、被安打1、奪三振1、与四球1の無失点で、10試合連続となる今季13セーブ目。メジャーでの27セーブと日本で歴代最多の273セーブを合わせて、佐々木投手(元横浜)以来、2人目となる日米通算300セーブ目を獲得しました。

「(最後は)真っ直ぐがいいんじゃないかと決めてたわけじゃないけど、直感であのボールになりました。佐々木さん以来というのは誇りに思います。8回のワンチャンスで逆転して、自分の300セーブより、いい展開で回ってきたという感じでしたね。肩、ヒジを痛めずにやれてるのが一番の原因だと思う。3年前にアメリカに行って、セーブというのは捨てたつもりだったけど、こうやって数字を残せて嬉しい。去年からトレードやクビになったり、辛いことがたくさんあったけど、それを自分の活力、パワーにできたらとスタートした。改めて野球ができる幸せを感じているし、最後で使ってくれてることを感謝したいです。(今後の目標は)一年でも長く第一線でできるように頑張りたいですね」

古田選手兼監督は「よかった。300セーブはなかなかすごい数字です。オールスター明けからずっと粘り強いですね」と頼もしいベテランの偉業達成を喜んでいました。


◆2点ビハインドの8回表、2番手として花田真人投手が登板。ヒット2本などで二死二、三塁のピンチを招きますが、最後は廣瀬選手に粘られながらも空振り三振に仕留め、アウト3つをすべて三振で奪う力投で無失点に切り抜けます。その裏、ラミレス選手の一発でチームは逆転に成功し、花田投手は8月31日の横浜戦以来、自身最多の4勝目を獲得しました。

開幕前から「シーズン通して一軍帯同」と目標を話していた花田投手でしたが、シーズン序盤に約1ヵ月間ファームでの調整を経験。しかし復帰後は安定したセットアッパーぶりで、ここまで自身最多の48試合に登板、防御率3.33と安定感を発揮しています。

「リリーフなので勝ちはあまり… でも、ないよりはいいですね(笑)リリーフは、登板数や登板する場面が大事。自分としては登板数が嬉しいです。1ヵ月いなかった分を取り返そうという気持ちが強かったです。あと2試合は投げたいですね」

日米通算300セーブの大記録を達成した高津投手に、長年バッテリーを組んだ古田選手兼監督も祝福の握手
日米通算300セーブの大記録を達成した高津投手に、長年バッテリーを組んだ古田選手兼監督も祝福の握手
ピンチを招きながらも3三振奪う力投で1回無失点に切り抜け、自身最多の4勝目をつかみとった花田投手!
ピンチを招きながらも3三振奪う力投で1回無失点に切り抜け、自身最多の4勝目をつかみとった花田投手!

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