稲葉選手、接戦を決する一打! 土壇場で集中打炸裂!

2004年4月15日

若松監督のアドバイスを胸に、打席に向かった稲葉選手

15日の横浜戦、1対1の同点で迎えた9回表の攻撃で、スワローズ打線が久々の繋がりを見せます。

まずは先頭の鈴木健選手がフルカウントから4球ファウルで粘った末、四球で出塁。古田敦也選手は初球、2球目とバントを試みますが、共にファウル。追い込まれながらも、カウント2-2からの6球目を打ってセンター前ヒットで繋ぎます。
「ヒットになってよかったよ〜。健さんが追い込まれてから四球取ってたんで、とにかくボールを振らないようにと思っていた」

ノーアウト一、二塁にランナーを置いて、打席に立つ前、若松監督から「思い切って行け」と声を掛けられたという稲葉篤紀選手。「『バントも頭に入れておいてくれ』とも言われたけど、初球は“打て”のサインだったんで思い切って行った」という横浜2番手の加藤投手の初球、やや外寄り146キロストレートをとらえると、打球はセンターフェンス直撃のタイムリー二塁打!スワローズに待望の勝ち越し点が入ります。

「健さんが出て、古田さんが追い込まれながらも打った姿を見て、なんとかしなきゃと思っていた。多分城石にも伝わっていたと思う。ベバリンも本当に頑張っていたしね」

なおも二、三塁のチャンスで、今日2安打の城石憲之選手が打席へ。カウント1-2からの4球目を打って、センター前タイムリー。「初回の1点だけという形だったし、なんとか勝ちたかった。やっと繋がりましたね」
古田選手いわく、「だいぶチーム打率(昨日まで.229)の足を引っ張っていた」下位打線の3連打で得点を挙げると、飯田選手もスクイズを外されたあと、執念のヘッドスライディングでタイムリー内野安打と、この回一挙3得点で試合を決めました。

決勝のタイムリーを放った稲葉選手は、1番から7番に打順変更してからの4試合で16打数6安打、打率.375と調子は上向き。開幕の横浜戦で今日先発の三浦投手と対戦し、インコースを攻められたことから「体が開き気味になった」。16打席ノーヒットなど苦しい時期を迎えるきっかけともなりました。今日の再戦には「やられたらやり返せ、という気持ちもあったけど、冷静にね。リベンジ失敗だったけど」と苦笑いしながらも、「1打席1打席切り替えができている。結果はあまり出てないけど、監督も『悪くないから』といつも声をかけてくれて、代えずに使ってくれてるからね」。メンタル面での成長と周囲の期待が、稲葉選手を支えています。

「打順が下がったと言われるけど、7番って結構チャンスでまわってくるんだよ。1番よりもプレッシャーがかかるってわけじゃないけど、1打席1打席集中してやっている。できれば1番でやっていきたいけど、今は(打線の)流れがいいからね。打順にこだわらず、与えられたところできっちり仕事をしたい」と、稲葉選手。「とりあえず、城石に負けないようにね。7、8番と並んでるから。今日も猛打賞でしょ?」と、笑顔でさらなる奮起を誓っていました。

キャンプ、オープン戦で得た成果を発揮し、決勝打を放った稲葉選手
キャンプ、オープン戦で得た成果を発揮し、決勝打を放った稲葉選手
打撃上昇傾向の城石選手! この日、3本目のヒットが貴重な追加点を叩き出し、打率も3割目前!!
打撃上昇傾向の城石選手! この日、3本目のヒットが貴重な追加点を叩き出し、打率も3割目前!!

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