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坂口選手が引退会見

チーム

30日(金)、今シーズンをもって現役を引退することとなりました、坂口選手の引退会見を行いました。引退会見後には、サプライズで西田選手が登場し、坂口選手に花束を贈呈しました。

坂口選手は引退について、次のようにコメントをしました。

坂口選手
ーーー引退を決めた現在の心境
寂しい思いはありますが、自分で決断したことなので、最後まで野球をやり切って、次のステージに向かえればと思います。

ーーー引退を決めた時期
ここ何年かは怪我もありましたし、成績も振るわない時があって、覚悟しながらの一年でした。体はまだ動きますし、「まだ、ある程度はやれるんじゃないか?」と思い始めた時に、自分は試合に出たい、レギュラーを取りたいという思いで、プロで20年間やってきたので、野球に対して、そういう気持ちで向き合ってしまっているのは違うんじゃないかと思い、決断しました。

ーーー引退を最初に報告したのは?
順番はあまりハッキリと覚えていないです。親であったり、家族であったり、高校の恩師であったり、仲の良い仲間に報告しました。自分も悩んでいたんですけど、どの方に説明、相談する時でも、辞める側に気持ちが動いて、話をしていましたね。

ーーー感謝を伝えたい人は?
自分に関わってくれた家族、仲間、ファンの皆様です。怪我も多かったので、トレーナーさんや治療をしてくれた人たちのおかげでやってこられたと思います。球団の裏方さんたちのおかげで、グラウンドに立つことができていたので、僕を支えてくれた皆に感謝したいと思います。

ーーー野球人生を振り返って
小さい頃は、楽しいスポーツだと思って始めました。プロ野球に入らせてもらった時に、好きなことでお金を稼ぐことがこんなに苦しいものなんだと思いました。ただ、苦しくても、やっぱり、野球が好きという気持ちはなくならなかったです。

ーーー誇りに思うこと、やり残したこと
本当にやり残したことしかないと思います。たくさん怪我をしたので、トレーナーの方だったり、治療をしてくれる方だったり、グラウンドに立たせてもらえる状態にしてもらって、それが誇りというか、勲章ですかね。

ーーー怪我が多い中で、プレーを続けてきた原動力
応援してくれる仲間であったり、怪我をして、成績が振るわない時もずっと応援していただいたファンの皆様だったり、怪我をして一軍の舞台に帰ってきた時、その度に大きな声援をくれる、その景色は本当に忘れることができないです。

ーーー東京ヤクルトスワローズというチーム
拾っていただいた球団ですし、温かく受け入れていただいて、自分がもう一度、輝けたというか。本当に仲間に恵まれました。

ーーー後輩選手に向けて
一軍は強いので、僕が言えることは何もないです。本当に頑張ってほしいです。二軍で一緒にやった若い選手たちには、野球をうまくなろうという気持ちがあるので、それをずっと持ち続けて、躍動してほしいと思います。

ーーー今後について
辞めるとなっても野球は好きですし、死ぬまで野球と関わっていたいと思うので、これから野球を見るときは、勉強するつもりで見ようと思います。