青木選手のポスティングについて

2011年11月10日

緊張した面持ちで会見に臨んだ青木選手と同席した衣笠社長。

10日、青木選手のポスティングについての会見が球団事務所で行われ、衣笠社長が同選手のポスティングを利用した大リーグへの移籍を球団として承認したことを発表しました。

■青木選手の会見でのコメント
 「今回、ポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦することになりました。これまで話を聞いてくださった多菊元社長、鈴木前社長、そして衣笠社長には本当に感謝しています。毎年そういう僕の思いを聞いてくれていたので本当に感謝しています」

---ポスティングシステムでのメジャー挑戦を容認された現在の心境は
 「やっと大学時代からの夢を叶えるチャンスがやってきたという思いと、片方ではやっぱりヤクルトでやってきたので、そこを離れるさみしさがあります」

---今年、メジャー挑戦を決心したきっかけについて
 「毎年毎年、僕の思いをずっと聞いてくれていたので、今年というわけじゃなかったんですけど、チームも優勝争いをするようになって、僕がいなくても十分やっていけると個人的に思っています。(決断にあたり)もちろん家族には相談しました。ですけど、結局自分で決めたんですけど、奥さんも自分のやりたいように、とサポート・後押ししてくれる言葉をかけてくれたので感謝しています。周りには反対する声もありましたし、逆に賛成する意見もありました。そういう意見を聞きながら自分で決めました。この世界、結果を残さなきゃいけないと思うし、向こうに行くのが僕の夢じゃないし、向こうに行って活躍するのが僕の夢ですから、メジャーに行ったら何としてでも、行ってよかったと周りの人たちに言ってもらえるようにがんばりたいと思います」

---どういった形で社長に報告したのか
 「試合(CSファイナルステージ)が終わった次の日に、少しでも時間をいただきたいということで話した。そこで少しですけど話をしました」

---その時、社長からはどういった言葉をいただいたのか
 「もちろん、応援するということは前々から言われていたし、メジャーへの思いは今でも変わりませんということを社長に伝えた。前向きにっていう言葉をいただいて、今に至ります。社長に思いを伝えたときから全然眠れなかったです。オフなのにこれだけ緊張した状態、興奮した状態で寝られなかったのは、それだけ自分にとってメジャーでプレーすることは大きな夢だったんだと感じた。社長に前向きに、とは言われていましたけど、はっきりと(ポスティング容認を)言われたのは先ほどです。(その瞬間)覚悟して行かなければと思いました。メジャーで生き抜いていくという強い決意が生まれました」

---青木選手にとってメジャーとは
 「日本のプロ野球もそうでしたけど、僕にとっては憧れの場所。いつかやりたいという気持ちをずっと思っていた」

---その夢が叶ってどういう気持ち
 「まだ叶ったとは思っていませんけど、そういうチャンスがあるっていうことはすごく嬉しく思います」

---なぜメジャーを目指すようになったのか
 「大学4年生のときに日米野球でアメリカに行ったとき、そこで実際にメジャーの試合を見て、いつかここでと思いました」

---日本とのレベルの差を感じたのか
 「レベルというか、なんとなくああいう雰囲気の中で試合をでやってみたいと漠然とした感じだったんですけど、実際に国際試合を大学4年のときに経験して、強い思いが出てきました」

---メジャーではどういうプレーを見せたいか
 「とにかく8年間ヤクルトでやってきたことをそのままぶつけたいです」

---通用するか不安や期待は
 「覚悟して行かないといけないと感じています。(日本人野手が必ずしも成功するとはいえない厳しい世界だが)不安はもちろんあります。ですけど、周りの人と比べるのはあんまりしていないです。そういうことよりも自分がメジャーに行きたい、ただそれだけです。周りの人が活躍してないから、だからどうするとは考えていないです」

---海外FAを取得すれば自身で球団を選べるも、ポスティングを利用した理由は
 「球団にメジャーに行きたいと伝えたときから、できれば20代で行きたいなと思っていました。今29歳ですけど、スポーツ選手にとって年齢は重要なことですし、20代最後の年に行きたいと」

---スワローズファンへのメッセージ
 「8年間、ファンと一緒に野球をやってきて、離れることに対していろんな思いが出てきますけど、一方では夢をかなえたいという気持ちもありますし、複雑な心境です。神宮でやる試合はすごく好きだったので、ああいう熱い声援をもらって試合ができたことにすごく感謝しています」

■衣笠社長の会見でのコメント
 「結論を申し上げますと、青木宣親選手のポスティングの申し入れについて、ヤクルト球団はその申し入れを受け入れ、承諾することといたします。
 理由は本人の非常に強いメジャーに挑戦をしたいというのがこのひとつです。そしてまたチームに対する今までの貢献度というのも考慮しまして決定をさせていただきました。
 経過としては、クライマックスシリーズ・ファイナルステージの終わった翌日、青木君のほうから私に連絡が入りまして、ポスティングについて是非にお話をしたいので時間を頂きたいということで、それでは明日でもと言ったら、できる限り早いほうがいいということで、その日の夜に彼とお会いしました。会った時間は30分から40分でしたけれども、私が受けたのはとにかく自分としてはメジャーに挑戦してみたい、これをずっと大学時代から思い、また今日もさらに日増しに気持ちが強くなっているということを、まさに強いまなざしで訴えられました。私もこれを真摯に受け止めて、ヤクルト球団として正式に受け入れなければいけないということで、それからいろんな意味で考えさせていただきました。そういった意味で今日、それを承認する決断に至りました。昨日、青木選手の申し込みについて球団内部の意見を取りまとめて、最終的に堀オーナーに決済を頂きに参りました」

■堀オーナーのコメント
 「数年前から、青木選手が、大リーグに挑戦したいとの気持ちを持っていることは、鈴木前社長より聞いていた。
 今回、正式にその申し入れがあり、球団フロントにおいて。熟慮した結果、本人の強い希望と、チームに対する貢献度を踏まえ、大リーグへの移籍を承諾してやりたいとの報告を受けたので、私もこれを承認した。
 大リーグに行く以上は、必ずや所属した球団で活躍していることを期待している」

スワローズファンへの言葉を求められると、「神宮でやる試合はすごく好きだったので、ああいう熱い声援をもらって試合ができたことにすごく感謝しています」と答えた青木選手。
スワローズファンへの言葉を求められると、「神宮でやる試合はすごく好きだったので、ああいう熱い声援をもらって試合ができたことにすごく感謝しています」と答えた青木選手。

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