息詰まる投手戦も9回にまさかの4失点…バーネット投手今季初黒星で5連勝ならず

5日、神宮球場での広島東洋カープ戦、先発・石山投手は3回、一死から石原選手のヒット、丸選手への四球、菊池選手のヒットなどで二死満塁のピンチを招きますが、新井選手を空振り三振に打ち取り無失点で切り抜けると、4回は二死から田中選手にライト線へ打球を運ばれるものの、雄平選手が矢のような送球を二塁へ見せタッチアウト。カープに得点を与えません。

一方、カープ先発・黒田投手の前に畠山選手のヒット1本に抑え込まれていた打線は5回、先頭の雄平選手がヒットで出塁すると、続くミレッジ選手の打球が相手のエラーとなり無死一、二塁と先制のチャンスを迎えます。しかし後続が続かず先制する事ができません。

すると6回、石山投手は先頭の丸選手にヒット、菊池選手の送りバントで進塁を許すと、新井選手、エルドレッド選手に連続四球を与え一死満塁としてしまいます。それでもシアーホルツ選手を空振り三振、田中選手をセカンドゴロに打ち取りピンチを切り抜け、救援陣にマウンドを託します。

7回は2番手・秋吉投手が梵選手への四球と石原選手の送りバントで一死二塁のピンチを招きますが、後続を打ち取り無失点。その裏、先頭の山田選手がヒットで出塁すると、二死後に今シーズン29個目の盗塁を決めますが、後続が続かず無得点に終わります。

8回、2イニング目となった秋吉投手が2番から始まるカープ打線を三者凡退に抑えます。その裏、黒田投手に代わりマウンドに上がったカープ2番手・大瀬良投手に対し一死から中村選手が内野安打で出塁しますが、得点する事ができません。

0-0で迎えた9回、同点の場面ながらスワローズは3番手として守護神・バーネット投手をマウンドに送ります。しかし、一死から田中選手、梵選手に連続ヒットを許し一、三塁のピンチを招くと、代打・松山選手の打球を処理した畠山選手は本塁封殺を狙いますが痛恨の悪送球となりカープが先制点、均衡が破れます。続く代打・小窪選手に四球を与え満塁とされると、丸選手に2点タイムリーを許しカープに3点目が入ります。ここで4番手・松岡投手が登板しますが、菊池選手に死球を与え再び満塁とすると、続く新井選手に押し出し四球を与え1点を追加されてしまいます。

その裏、カープ3番手・中崎投手に対し二死から畠山選手が四球で出塁しますが、得点を奪えず0-4で試合終了。最終回の失点が響き5連勝ならず、バーネット投手は今シーズン49試合目の登板で初黒星となりました。