9回二死からデニング選手初安打で土壇場同点！両チーム譲らず延長12回引き分けに

27日、神宮球場での北海道日本ハムファイターズ戦、スワローズは初回、山田選手のヒットと川端選手の四球で二死一、二塁とし、雄平選手のセンター前タイムリーで先制します。

直後の2回、スワローズ先発・新垣投手が先頭・近藤選手に同点ソロ本塁打を浴びると、連続安打で無死一、三塁のピンチを招きます。一死後、盗塁を試みた一走・杉谷選手を挟殺でアウトにしますが、その間に三走・淺間選手が生還し、ファイターズに勝ち越しを許します。

反撃したい打線は3回、川端選手の二塁打から一死二塁の場面を作ると、雄平選手が今度は右中間へタイムリー二塁打！すかさず同点に追いつきます。さらに4回、新垣投手、山田選手の連続二塁打で無死二、三塁とすると、ファイターズは先発・浦野投手から2番手・ガラテ投手へスイッチ。藤井選手の代打・荒木選手のショートゴロの間に新垣投手が生還し、スワローズが勝ち越します。

新垣投手は3回以降の3イニングを無失点に抑え勝利投手の権利をつかみますが6回、四球と二塁打で無死二、三塁のピンチ。一死後、杉谷選手に死球を与え満塁のピンチを招くと、レアード選手に二者連続の死球を与えてしまい押し出し。同点とされたところでマウンドを2番手・ロマン投手に譲ります。しかし代打・大谷選手のセカンドゴロの間に勝ち越しを許すと、西川選手に四球を与え再び満塁。中島卓選手にセンターへタイムリーを浴びさらに1点を追加されます。

2点を追うスワローズはその裏、途中出場の西浦選手が二塁打で出塁すると、山田選手がこの日猛打賞となる右中間へのタイムリー二塁打を放ち1点差に詰め寄ります。そのまま迎えた9回、ファイターズのマウンドには7番手・増井投手。二死と追い込まれますが、雄平選手が一、二塁間への内野安打で出塁、捕逸の間に二塁へ進塁すると代走・三輪選手を起用します。この場面でデニング選手がライトへ初安打となるライト前ヒット。三輪選手が生還し、土壇場で5-5の同点に追いつきます！さらにデニング選手は果敢に二塁を狙いますがタッチアウト、延長戦へ突入します。

10回、スワローズのマウンドには5番手・バーネット投手。二死一塁から田中選手にライトへ二塁打を打たれますが、荒木選手が好返球で一走・中島卓選手をホームで刺し、勝ち越しを許しません。続く11回も四球と二塁打で二死二、三塁のピンチを招きますが、レアード選手から空振り三振を奪い2イニング無失点で役目を果たします。

迎えた最終12回、6番手・秋吉投手が三者凡退に抑え、スワローズの負けは無くなります。その裏、2イニング目のファイターズ8番手・白村投手を攻め、一死満塁としますが得点に至らず。試合は5-5の引き分けとなりました。